【第93回】 希望の春を勝ち開け (2016.4.6)
失敗を恐れず、まず一歩を
入学や進級、就職など、晴れ晴れと新出発した皆さん、おめでとう!
大切な「フレッシュマン」の皆さんだ。
文字通り、フレッシュな希望の新風を巻き起こしてもらいたい。
「千里の道も一歩から」である。まず一歩を、臆(おく)さず力強く踏(ふ)み出すことだ。
「いかなる大業も、地道な努力の積み重ねを無視しては達成されない」とは、戸田先生の忘れ得ぬご指導である。
どんなに高い山も、地道に着実に登る以外にない。その挑戦(ちょうせん)の先に、充実と歓喜の絶景(ぜっけい)が広がる。失敗を恐(おそ)れぬ不退(ふたい)の人には、誰もかなわないのだ。
心豊かに友情を広げよう
日蓮大聖人は、「この法門を語り、他の人と比較にならないほど、多くの火に会ってきた」 (御書1418ページ通解)と語られている。
自ら動き、声をかけ、仏縁(ぶつえん)を結ぶことが、広宣流布と立正安国(りっしょうあんこく)の大闘争(だいとうそう)である。
”私”にしか果たせない使命がある。”私”でなければ結べない縁がある。自らが善縁(ぜんえん)となり、眷属(けんぞく)を呼び出していくのだ。
「つながリ」や「絆(きずな)」が求められる今だからこそ、創価の青年が心豊かに明るく友情を広げ、「励まし社会」を創造してくれ給え!
今いる場所で自分らしく
御書に、「さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ」(同1492ページ)と仰せだ。美しい桜もゴツゴツとした木の中から咲くように、誰にも尊貴(そんき)な仏の生命が具(そな)わっている。
桜の木は、今いるその場で根を張り、時を待ち、時を逃さず咲き切る。だから美しい。
「桜梅桃李(おうぱいとうり)」—咲く時も、それぞれである。
他人と比べて焦(あせ)る必要はない。
さあ、行動の春だ。わが使命の本舞台で、題目を唱え抜いて、粘(ねば)り強く忍耐(にんたい)と努力の根を張り、勝利と栄光の花を咲かせゆこう!