【第98回】 次代を開け男女学生部 (2016.5.15)

 先駆こそ地涌の学徒の誉れ
 
 若き後継(こうけい)の男女学生部の皆さんの活躍を伺(うかが)うたび、無限の希望がわいてくる。
 とりわけ、この春、学生生活をスタートした新入生の皆さんが、張り切って学び、元気に成長している姿は、何よりも嬉(うれ)しい。
                
 徹(てっ)して学びゆくな若人(わかうど)には、時代の先頭(せんとう)に立ち、民衆のために力を発揮(はっき)する使命がある。
 日蓮大聖人は、修学を始められた折、一切衆生の救済のために、「日本第一の智者(ちしゃ)となし給へ」 (御書888ページ)と誓願を立てられた。
                 
 大聖人に連(つら)なる地涌(じゆ)の学徒(がくと)の誉(ほま)れは高い。
 妙法(みょうほう)は「活(かつ)の法門」であり、全(すべ)てを活かしていける。思う存分、先駆(せんく)の英知(えいち)を磨(みが)きゆけ!
 
 勇気の言論で波動を起こせ
 
 御聖訓には、「智者(ちしゃ)と申すは国のあやうきを・いさめ人の邪見(じゃけん)を申しとどむをこそ智者にては候(そうろう)なれ」 (同1156ページ)と仰せである。
 正邪(せいじゃ)を鋭(するど)く見極(みきわ)め、悪を勇敢(ゆうかん)に責(せ)め抜いて正していくのが、本物の知性である。
 正義と真実を、どこまでも朗らかに、堂々と語り切っていくのが、創価の英才(えいさい)である。
 その根本は「勇気」である。真剣な唱題で、師子王(ししおう)の勇気を取り出していくのだ。
 正義の先陣(せんじん)たる学生部こそが、信念(しんねん)の言論(げんろん)で、社会に波動(はどう)を起こしてもらいたい。
 
  青春の日々を勝つための信心
 
  恩師・戸田先生は語られた。
 「学生部は、校舎(こうしゃ)なき総合大学だ。生きた 人間学の博士、皆を幸せにする福運の博士を 育てていくのだ」と。
 世界一の哲学を実践し、学究(がっきゅう)の友と苦楽(くらく)を 共に切磋琢磨(せっさたくま)しゆく学会活動は、どれほどの「心の財(たから)」を我が身に積(み)んでいくことか。
 勝利のリーダーシップを培う「教学研讃(きょうがくけんさん)」 である。「人材育成」である。「広布拡大」である。困難(こんなん)であればあるほど題目を唱え抜いて、鋼(はがね)の如く自らを鍛(きた)え抜くのだ。
 さあ、福智(ふくち)輝く花の女子学生部の友よ!
 破邪顕正(はじゃけんせい)の宝剣(ほうけん)光る男子学生部の友よ!  一人ももれなく、日々、前進勝利の青春を!