【第30回】どこまでも健康第一で 2016年8月22日

この仏・不死の薬をとかせ給へり・今の妙法蓮華経の五字是なり、しかも・この五字をば閻浮提人病之良薬とこそ・とかれて候へ(妙心尼御前御返事、1479ページ)
 
(通解)
この仏は不死の薬を説かれたのである。今の妙法蓮華経の五字がこれである。
しかも、この五字こそ閻浮提の人の病の良薬と説かれている。
 
同志への指針
夫の病と闘う婦人に最大の勇気を送られた一節である。
生老病死の苦悩を打開する最高の良薬を持つ我らに恐れるものはない。人生を決めるのは、この大確信である。
誰人も、思いもよらない病気や悩みに直面する時がある。しかし、必ず変毒為薬できるのが、妙法である。朗々たる師子吼の題目で、胸中に希望の太陽を昇らせ、一切の苦難を断じて打ち破るのだ。