【第29回】 幸福の宮殿は自身の胸中に (2016.11.12)


幸福と平和のスクラムを楽しく広げる「女子部の日」、誠(まこと)におめでとう!
あの国でも、この地でも、世界一の生命哲学を学び、友情の語らいを弾(はず)ませる華陽姉妹(かようしまい)の皆さんこそ、最も尊貴(そんき)なる希望の太陽だ。
日本では、仏法入門である任用試験が間近い。
御書に「持(たも)たるる法だに第一ならば 持つ人 随(したが)って第一なるべし」(465ページ)と仰せである。
人間の偉さは、財産(ざいさん)や肩書(かたがき)などでは決まらない。いかなる哲学を持ち、いかに行動しているかで決まる。
万人の生命に最極(そんごく)の仏界(ぶっかい)を見いだし、智慧(ちえ)の宝蔵(ほうぞう)を開く「幸福学の博士」たる受験者の皆さま方を、心からねぎらい、讃(たた)えたい。
応援してくださっている方々の功徳も無量である。深く深く感謝申し上げたい。
 
女子部の日の淵源(えんげん)は、1961年の11月12日に行われた女子部総会である。
会場の横浜・三ツ沢の競技場は、戸田先生が「原水爆禁止宣言」を発表した平和原点の地である。
私は総会に際して、3つのポイントを申し上げた。
 
一、 信仰の目的は     幸福になることにある。
一、 次代を担う      女性指導者に!
一、 全員が        教学部員になろう!
 
以来55年、この集いが源流となり、創価の母娘の麗(うるわ)しい幸の連帯が広がった。
今、華陽の「御書30編」の読了運動で、歓喜(かんき)の人華(にんげ)が咲き薫(かお)る。その友情の波動こそ世界広布の希望といってよい。
仏法は、いかなる差異も超え、人類を結び合う法理であるからだ。
幸福とは、困難(こんなん)がないことではない。何があっても負けない勇気! 嵐(あらし)にも揺(ゆる)るがない希望! それを手放さぬ人が幸福になれる。
宝は、わが胸中にある。
御義口伝(おんぎくでん)には「南無妙法蓮華経と唱え奉(たてまつ)るは自身の宮殿(きょうでん)に入るなり」(御書787ページ)と仰せである。
妙法の乙女は、絶対の常楽我浄(じょうらくがじょう)の軌道(きどう)に入っている。
ゆえに、よき友と仲良く朗らかに生命の宮殿を輝かせ、伸び伸びと青春勝利の舞(まい)を舞(ま)っていただきたい。
私も妻も、一人も残らず健康と福智光る日々であれと、題目を送っている。