2016-11-14から1日間の記事一覧

【第29回】 幸福の宮殿は自身の胸中に (2016.11.12)

幸福と平和のスクラムを楽しく広げる「女子部の日」、誠(まこと)におめでとう! あの国でも、この地でも、世界一の生命哲学を学び、友情の語らいを弾(はず)ませる華陽姉妹(かようしまい)の皆さんこそ、最も尊貴(そんき)なる希望の太陽だ。 日本では…

【第5回】 仏法を学び行ずる功徳は絶大 (2016.11.2)

広布とは万年への大聖業 キューバ独立の英雄ホセマルテイは叫(さけ)んだ。 「万人のために生きる人間は、万人の心に生き続けることができるのだ」と。 仏法の因果(いんが)の理法(りほう)に通ずる。 広宣流布(こうせんるふ)とは、万人の成仏(じょう…

【第40回】  人生を輝かせる「幸福学」を (2016.11.11)

返す返す此の書をつねによませて御聴聞(ごちょうもん)あるべし(新池御書、1444ページ) (通解) かえすがえす、この書を常に読ませて、お聞きなさい。 同志への指針 教学部任用試験(仏法入門)を目指し、尊(とうと)く麗(うるわ)しい研鑽(けんさ…

【第39回】 黄金柱と謳われゆけ (2016.11.3)

中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ (崇峻天皇御書、1173ページ) (通解) 「中務三郎左衛門尉(四条金吾)は、主君に仕えることでも、仏法に尽くすことでも、世間にお…

小説「新・人間革命」源流 61 2016年11月12日

シン知事は、残念そうに語っていった。 「本来、一つであるべき人類が、国家や民族、身分など、さまざまな壁によって分断されています。 本当に崩れない平和を築いていくのなら、人間が創ってしまった人と人とを隔てる壁を壊すことです」 「そうです。おっし…

小説「新・人間革命」源流 60 2016年11月11日

山本伸一は、さらに話を続けた。 「私たちが展開している平和運動は、人間の心のなかに“平和の砦”を築くことを基調としており、その歩みはカタツムリのような速度かもしれない。 しかし、粘り強く行動し続けてきました。波が岩に突進する。岩は微動だにしな…

小説「新・人間革命」源流 59 2016年11月10日

インド滞在も八日目を迎えた。パトナからカルカッタ(後のコルカタ)へ移る十三日の午前中、山本伸一のホテルにビハール州パトナ区のG・S・グレワル長官が訪ねてきた。 ターバンとヒゲがよく似合う長官は、区の裁判所長官でもある。 「表敬訪問させていた…

小説「新・人間革命」源流 58 2016年11月9日

休憩所の主に請われて、山本伸一たちは、好意に甘え、自宅に伺うことにした。 家は石造りであった。主は、庭を案内し、井戸の使い方も丹念に説明してくれた。 中庭で懇談が始まった。 一行が最初に紹介されたのは主の母であった。 インドの家庭では、年長者…

小説「新・人間革命」源流 57 2016年11月8日

ナーランダー遺跡の案内者が説明した。 「僧院では、入学一年目の学僧は、個室をもち、寝具、机が与えられます。 しかし、研学が進むにつれて共同での使用となり、卒業時には、真理にのみ生きる人間として巣立っていったといいます」 つまり、精神の鍛錬がな…

小説「新・人間革命」源流 56 2016年11月7日

山本伸一は、ガンジスのほとりに立って空を仰いだ。既に夜の帳につつまれ、月天子は皓々と輝きを増していた。 一陣の風が、川面に吹き渡った。 伸一の眼に、東洋広布を願い続けた恩師・戸田城聖の顔が浮かび、月の姿と重なった。 彼は、心で叫んでいた。 “先…