【第6回】 最極の使命に生抜く (2016.11.17)

君よ、負けじ魂朗らかに!
 
仏の異名(いみょう)は「勝者」である。
この仏の生命を、我らは自行化他(じぎょうけた)の題目で涌現(ゆげん)するのだ。
ゆえに、いかなる試練(しれん)にも屈(くっ)しない。広布と人生の波浪(はろう)を、一つ一つ、勝ち越えていくのだ。
殉教(じゅんきょう)の師・坂口先生が傍線(ぼうせん)を引かれ、身読(しんどく)された御書には、「今の世間(せけん)を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をば・よくなしけるなり」 (917ページ)とある。
どんな苦難が立ちはだかろすと、「さあ来い!」と迎(むか)え撃(う)っていく。ここに、宿命転換が(しゅくめいてんかん)あり、人間革命がある。
君よ、「嵐(あらし)は誉(ほま)れ」と、創価の負けじ魂(たましい)朗(ほが)らかに進みゆけ!
 
万人の幸福を勝ち取る闘争
獄死された坂口先生の誓願を継(つ)ぎ、妙法(みょうほう)の巌窟王(がんくつおう)と立ち上がった戸田先生は、若人(わこうど)に託(たく)された。
広宣流布とは、万人の幸福を勝ち取る人権闘争(じんけんとうそう)である。
正義の闘争(とうそう)である。それが、学会青年の使命だ!」と。
青年が、世界一の生命尊厳の哲学を、縁する友また友に語り、自他共(じたとも)の幸福を勝ち取っていく。これこそ、先師(せんし)と恩師(おんし)が熱願(ねつがん)された、最も正しく最も確かな、「平和と人道の世紀」を開く王道である。
日蓮大聖人は、「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(御書1360ページ)と仰せになられた。
世界の友と、青年拡大の出発だ。大誓堂完成5周年(2018年)の「11・18」の栄光の峰へ!