【第8回】 一切の根本は唱題行なり (2017.1.18)

日々の生命の鏡を磨け
 
皆、自分自身を磨(みが)く方途を求めている。信心は、わが生命を最高に磨く実践である。
日蓮大聖人は、「只今(ただいま)も一念無明の迷心(めいしん)は磨(みが)かざる鏡(かがみ)なり是(これ)を磨かば必ず法性真如(ほっしょうしんにょ)の明鏡(みょうきょう)と成(な)るべし」(御書3841ページ)と仰せになられた。
題目で磨いた”生命の鏡”は、 智慧(ちえ)と勇気の輝きをいやまし、 健康と幸福と勝利の光彩(こうさい)を放っていける。どんな富や名声であろうとも、”生命の鏡”を磨いた若人には、かなわない。
労苦(ろうく)を惜(お)しまず広布に戦う青年は、友の労苦も鏡のように映し出せる。日々、題目を唱え、 この濁世(じょくせ)に、自他共(じたとも)に生命輝く世界を創(つ)り出していくのだ。
 
決意を込めた題目を
 
戸田先生は師子吼(ししく)された。
「本当の決意を込めた題目をあげよ! 題目は利剣(りけん)である。 題目は宝刀(ほうとう)である。題目で勝つのだ!」と。
青年ならば、「試練(しれん)を絶対に乗り越えてみせる」「わが地域を断じて日本一にする」と勇敢(ゆうかん)な決意で祈り、奮(ふる)い立つのだ。
最強無敵の宝剣(ほうけん)を持つ青年に、打(う)ち破(やぶ)れない苦難(くなん)などない。
この「変毒為薬(へんどくいやく)」「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」 の原動力が、唱題なのだ。
「南無妙法蓮華経は精進行(しょうじんぎょう)なり」(同7901)との御指南のままに、たゆまぬ信行学(しんぎょうがく)を青春の逆転劇を! 広布のロマンの宝友と励まし合い、 凱歌(がいか)の歴史を飾(かざ)ってくれ給え!