【第51回】仏縁の拡大は幸福の拡大 (2017.2.2)

されば此の経文をよみて見候(みそうら)へば此の経をきく人は一人もかけず仏になると申す文なり (千日尼御返事、1319ページ)
 
(通解)
法華経の一字一句を読めば、一切経を読むことになる)それゆえ、この経文(方便品の「若有聞法者(にゃくうもんほうしゃ) 無一不成仏(むいちふじょうぶつ)」)を読んでみると、この法華経を聞く人は、一人も欠けることなく仏になるという文なのである。
 
同志への指針
一字一句でも耳にした人は一人も残らず成仏(じょうぶつ)に至(いた)る──これが法華経の偉大な力だ。
妙法を聞いた人が、すぐに発心しなくても、決して落胆(らくたん)することはない。
妙法を語れば、必ず仏縁は結ばれ、相手の生命の仏性(ぶっしょう)は、既(すで)に揺(ゆ)り動かされているからだ。
私たちが対話した分だけ、幸と希望のスクラムは大きく広がる。
さあ、勇気凜々(ゆうきりんりん)と行動を! 楽しく朗(ほが)らかに!