2017-02-09から1日間の記事一覧

【第9回】 わが勇気で壁を破れ (2017.2.1)

報恩こそ人生の原動力 戸田先生は、「恩知(おんし)らずになるな! 忘恩(ぼうおん)から、人生も社会も乱(みだ)れが生ずる」と戒(しまし)められた。 そして青年に、父母の恩を忘れず親孝行を!と望(のぞ)まれた。 恩を知り、恩に報(むく)いる。この…

【第51回】仏縁の拡大は幸福の拡大 (2017.2.2)

されば此の経文をよみて見候(みそうら)へば此の経をきく人は一人もかけず仏になると申す文なり (千日尼御返事、1319ページ) (通解) (法華経の一字一句を読めば、一切経を読むことになる)それゆえ、この経文(方便品の「若有聞法者(にゃくうもんほ…

【第3回】 勇気・誠実・団結で勝て! (2017.2.4)

暦の上で「立春」とはいえ、まだまだ寒い日が続く中、創価の宝友が新たな二月闘争に挑んでくれている。 日蓮大聖人は、地涌の菩薩を「大地の底にかくしをきたる真の弟子」(御書905ページ)とも明かされた。 世界広布新時代の今この時、躍り出た地涌の若人が…

小説「新・人間革命」 大山 二十九 2017年2月4日

迎賓館で鄧穎超と会見した翌日の四月十三日午後、山本伸一は、東京・新宿区内で、松下電器産業(後のパナソニック)の創業者である松下幸之助と懇談した。 深い交友を重ねてきた松下翁にも、会長を辞任する意向であることを伝えておかなくてはと思った。 「…

小説「新・人間革命」 大山 二十八 2017年2月3日

山本伸一は当初、一九八九年(平成元年)九月に中国を訪問し、建国四十周年の関連行事に出席する予定であった。 しかし、諸情勢から延期を余儀なくされた。 彼は代理を立て、鄧穎超あてに、明春には必ず訪問する旨の伝言を託した。また、周夫妻の等身大の肖…

小説「新・人間革命」 大山 二十七 2017年2月2日

鄧穎超は、念を押すように言った。 「一歩も引いてはいけません!」 彼女の顔に笑みが戻った。 「前も敵、後ろも敵」という断崖絶壁のなかで、何10年もの間、戦い続けてきた人の言は重たかった。 進退は自分が決めることではあるが、山本伸一にとっては、真…

小説「新・人間革命」 大山 二十六 2017年2月1日

山本伸一は、一冊のアルバムを用意していた。 そこには、故・周恩来総理の日本への思いに応えたいと創価大学に植えた「周桜」、全青連の青年たちと記念植樹した周恩来桜と鄧穎超桜の「周夫婦桜」、創価大学に学ぶ中国人留学生の写真などが収められていた。 …

小説「新・人間革命」 大山 二十五 2017年1月31日

山本伸一が中国の留学生と友誼の糸を紡いだ前日の四月八日、故・周恩来総理の夫人で、中国の全国人民代表大会(略称・全人代)常務委員会副委員長である鄧穎超が来日した。 彼女は衆参両院議長の招待で、全人代代表団の団長として日本を訪問したのである。 …