【第29回】 広布と人生の栄光の前進 (2017.12.19)

この一年、愛する若人たちは、青年拡大の歴史を見事に開いてくれた。
多忙な師走(しあす)も健康で、絶対無事故で、はつらつと栄光の前進を開始してもらいたい。
 
 「現在も  未来も共に   苦楽(くらく)をば  分(わ)けあう縁(えにし) 不思議(ふしぎ)なるかな」
 
今、私は、この恩師の和歌と同じ心で、宿縁深き地涌の君たち、あなたたちを見つめている。
御書に、「青(あお)き事は藍(あい)より出でたれども・かさぬれば藍よりも色(いろ)まさる」(1221ページ)と仰せだ。
従藍而青(じゅうらんにしょう)の青年部よ、たゆまぬ成長の日々であれ!後継の勝ち鬨(どき)こそ、師弟の栄光なり。
 
堅固(けんご)な建築には、堅固な土台(どだい)がある。
人生も同じだ。かけがえのない青春時代に、盤石(ばんじゃく)な土台を築いた人が、勝利者となる。
明確な目標を立て、一日一日、たくましく努力を続けることだ。
足下の課題に粘(ねば)り強く挑(いど)み、創意工夫(そういくふう)を重(かさ)ねていくことだ。
自行化他(じぎょうけた)の唱題の実践にこそ、一生の幸福の基盤(きばん)ができる。
日蓮大聖人は、「一を重(かさ)ぬればニとなり・ニを重ぬれば三・乃至(ないし)十・百・千・万・億・阿僧祇(あそうぎ)の母は唯(ただ)・一なるべし」 (御書1237ページ)と仰(おお)せになられた。
いざ今日も、真剣(しんけん)な祈りから、勇敢(ゆうかん)な行動を!広布の伸展(しんてん)は、一人の偉大なる人間革命の一歩から始まることを忘れまい。