【第33回】 歴史を創る時は『今」 (2018.3.7)

何があっても負けない人に
 
東日本大震災から7年――。
3月11日に行われる「世界青年部総会」を目指し、愛する大東北の若人たちが、世界へ勇気の光を放ってくれている。
 
いかなる苦難(くなん)にも「負(ま)げでたまっか!」と挑(いど)み、希望の対話を広げ、新生の楽土(らくど)を築(きず)いてきた東北家族たちが、どれほど尊(とうと)く偉大な地涌(じゆ)の旗頭(はたがしら)であるか。
             
日蓮大聖人は、「仏(ほとけ)をば能忍(のうにん)」(御書935ページ)と仰せになられた。「能(よ)く忍(しの)ぶ」の意義である。
   不屈(ふくつ)の生命こそ、創価の青年なのだ。試練(しれん)は、汝自身(なんじじしん)を大きく成長させるためにある。
敢然(かんぜん)と、悠然(ゆうぜん)と戦い抜く賢者(けんじゃ)たれ! 歓喜の春へ、人間革命の花を万朶(ばんだ)と咲(さか)かせゆくのだ。
 
折伏の功徳は未来永遠
 
若き日に、信心根本に、本気になって挑戦した歴史は、後になるほど光る。とりわけ、仏法を弘(ひろ)める努力は、全部、自分の功徳となり、生涯を照(て)らす。
一句妙法(いっくみょうほう)に結縁(けつえん)すれば億劫(おくごう)にも失(う)せず」(同793ページ)と御断言(ごだんげん)である。たとえ、すぐに信心しなくとも、未来へ厳然(げんぜん)と幸(さち)の種(たね)を植(う)えたのだから、朗(ほが)らかに胸を張(は)っていけばよい。
無量無辺(むりょうむへん)の大福徳を確信し、一人また一人と新たな友のスクラムを楽しく広げゆくのだ。
 
いよいよ「3・16」――。それは常に、新たな共戦(きょうせん)の誓(ちか)いの記念日だ。輝(かがや)く師弟誓願(していせいがん)の日、共々に、永遠の栄光勝利へと新出発しようではないか!