【第35回】新生の決意で飛翔を​ (2017.4.4)

負けじ魂の翼を広げ
 
この春、新出発した若人に、心からのエールを送りたい。
進学、就職など、望んだ道には進めなかった友や、思い描いた理想とのギヤップにたじろぐ友もいるだろう。
しかし、仏法は現当二世(げんとうにせ)だ。
常に”今ここから”希望を湧(わ)き立たせ、桜梅桃李(おうばいとうり)の使命が輝く勝利の逆転劇(ぎゃくてんげき)を創(つく)るのだ。
ルネサンスの巨匠(きょしょう)、レオナルド・ダ・ヴィンチは、烏の飛翔(ひしょう)を観察(かんさつ)して、「翼(つばさ)を開いて逆風(ぎやくふう)をそれにとらえ、それによつて高く上昇(じようしよう)する」と記した。
創価の負けじ魂(たましい)の翼を持つ青春に、恐(おそ)れるものはない。
逆風(ぎゃくふう)をも飛翔(ひしょう)の力に変えて、栄光の天空高く、朗(ほがら)らかに舞(ま)いゆけ!
 
仏法勝負の世雄と光れ
 
若き日の戸田先生は、「成功せし人にして仕事に怠慢(たいまん)せしものなし」と書き留(とど)められた。
青年は、真剣(しんけん)に、誠実( せいじつ)に、粘(ねば)り強く仕事に取り組むことによって、人格を磨(みが)ける。人生の成功の因(いん)を刻(きざ)むことができる。
日蓮大聖人は、「仏法は体(たい)のごとし世間(せけん)はかげのごとし体曲(たいまが)れば影(かげ)ななめなり」(御書992ページ)と仰(おお)せになられた。
日々、朝晚の勤行唱題で、大宇宙の根本の法則(ほうそく)である妙法(みようほう)に合致(がっち)し、「信心即生活」「仏法即社会」の実証を聡明(そうめい)に示していってくれ給え!
「仏をば世雄(せおう)と号(ごう)し」(同1165 ページ) 一人一人が、地域で社会で、仏法勝負の英雄(えいゆう)と光れ!