【第28回】新しき地涌の人材の大陣列を (2018.4.28)


「立宗宣言」の佳き日に当たり、御本仏・日蓮大聖人に尽きせぬ報恩感謝を込めて御聖訓を何編か拝したい。
創価の師父である牧口先生、戸田先生も大切にされていた御金言である。
まず千日尼への御文――「悲母の恩を報ぜんために此の経の題目を一切の女人に唱えさせんと願ず」(御書1312ページ)
「女人成仏」そして「万人成仏」を明かされた妙法の題目を説き弘めて、全ての母たち女性たちをはじめ、全人類を幸福にせずにおくものか――。この大慈大悲が拝されてならない。
今、日本でも、世界でも、婦人部・女子部の幸のスクラムが明るく朗らかに躍動し、その歓喜が学会家族を包んでいる。
大聖人が何よりも喜んでおられると確信する。
 
御書には、「終には一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし」(816ページ)と断言なされている。
その通りに、創価の師弟は全世界へ広宣流布の大道を開いた。これこそ、仏法史に輝く壮挙ではないか。
フランス、スペイン、イギリスと、欧州では記念行事が意義深く行われた。
よき市民として社会に貢献し、使命の舞台で活躍する友の姿が、まぶしい。
心豊かに宗教間の対話を重ね、欧州から世界へ、平和と人道の連帯を広げている。
観心本尊抄」には、「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)と仰せだ。
「太陽の仏法」の赫々たる智慧の光で、一家も、地域も、国土も、そして地球社会も、さらに希望へ、和楽へ、繁栄へ照らし晴らしていきたい。
 
「御義口伝」には「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(同720ページ)と記されている。
建長5年(1253年)4月28日の立宗宣言から満765年――。万年への広布の大遠征は、いよいよこれからといってよい。
後継の青年部・未来部が大きく育ち、澎湃と続いてくれていることは、頼もしい限りである。
大聖人は、立宗以降の大闘争を、「喜びておそれなし」(同816ページ)と述べておられる。
我らも、喜び勇んで恐れなく、自行化他の題目を響かせ、新しき地涌の人材の大陣列を勝ち開いていこうではないか!