2007-03-21から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 3月21日 宝塔14

ひめゆり学徒隊であった、その女性は、白骨の残る壕にとどまった。 終戦を迎え、日本の降伏を聞かされても、彼女は信じなかった。 そして、八月二十二日まで、壕の中で息を潜めていたのである。 語りながら婦人は、何度も声を詰まらせ、泣き濡れた。取材した…

小説「新・人間革命」 宝塔13 3月20日

「真実の言葉ほど、強力なものはない」(注)とは、フィリピンの格言である。 その真実を語ってもらうことが、いかに難しいかを、青年たちは痛感したのである。 また、戦争体験を聞き出せても、時系列があいまいであったり、話が前後で食い違ってくることも…

きょうの聖教新聞 2007・3・21

★名字の言 ▼アメリカの公民権運動というと、ローザ・パークスさんがよく知られている。1955年12月、バスで白人に席を譲らず座り続けたパークスさんの勇気が、歴史を変えた ▼パークスさん自身の逮捕が示すように、事態は簡単には進まなかった。白人から…