2007-06-18から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」  友誼の道40 6月18日

万里の長城の上は、幅四、五メートルほどの歩道になっていた。 かなり急勾配のところもあった。山本伸一が上るのに難儀していると、同行してくれている中日友好協会の青年が、後ろから支えるようにして伸一を押してくれた。 「ありがとう。でも、『自力更生…

小説「新・人間革命」友誼の道39  6月16日

山本伸一の一行は、大学構内を見学したあと、再び、「臨湖軒」に戻って、教員らと懇談した。 北京大学は、新生中国の未来を担う大学として、世界の注目を集めていた。 伸一は、率直に幾つかの質問をぶつけてみた。 「核の研究についてどう考えるか」「外国人…

きょうの聖教新聞 2007・6・18

★名字の言 ▼詩の朗読会に足を運んだ。自作の詩を、詩人自ら朗唱する。声の抑揚、間の取り方、読み手の表情、聴き手のまなざし、会場の空気のそよぎ・・・・。活字で読むより、伝わるものは、はるかに豊かだ ▼「優れた詩は、時には絵のように、歌のように、そ…