2015-07-29から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 勝利島5 2015年 7月25日

広宣流布を推進するリーダーにとって大事なことは、自分の担当した組織のすべてのメンバーに、必ず幸せになってもらおうという強き一念をもつことだ。 そして、人間対人間として、誠実に交流を図り、深い信頼関係を結んでいくことである。 その素地があって…

小説「新・人間革命」勝利島4 015年 7月24日

山本伸一は、各地を訪問した折に、家族のなかで、ただ一人、信心に励んでいるという婦人などと、懇談する機会がよくあった。 そのなかには、「夫は、今は活動しておりませんが、かつては信心に励んでいた時期もありました」という人もいた。 なぜ、活動から…

小説「新・人間革命」勝利島3 2015年 7月23日

十月五日の全国県長会議で山本伸一は、広宣流布を担う人材の生き方についても言及している。 「広宣流布の活動の世界、舞台は、あくまでも現実の社会です。 社会を離れて仏法はありません。 したがって、私たちは、社会にあって、断固、勝たねばならない。 …

小説「新・人間革命」勝利島2 2015年 7月22日

山本伸一は、世界平和の確かな潮流をつくるために行動することも、今世の自身の使命であると、強く自覚していた。 それゆえに、各国の識者、指導者との語らいを重ね続けた。 九月の中国訪問のあとも、二十七日には、北京大学の周培源学長をはじめとする中国…

小説「新・人間革命」勝利島1 2015年 7月21日

不屈の精神は、不屈の行動を伴う。 寄せ返す波浪が、いつしか巌を穿つように、粘り強い、実践の繰り返しが、偉大なる歴史を生み出す。 ロシアの文豪トルストイは記す。 「行動はすべて信仰から出る」(注)と。 自らの使命を自覚し、勇んで活動する人の胸に…