2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
山本伸一は、広布に走った。 "権威主義、教条主義の宗門の鉄鎖から解き放たれた今こそ、世界広宣流布の壮大にして盤石な礎を築かねばならない。時が来たのだ! 新時代の希望の朝が訪れたのだ!" 彼は、西暦二〇〇〇年、つまり二十世紀中に、その布石を終える…
山本伸一は、沖縄研修道場に集ったアジアの同志に、沖縄の同志に、そして、衛星中継で結ばれた日本の全同志に呼びかけた。 「わが創価家族は、『誠実』と『平等』と『信頼』のスクラムで、どこまでも進む。国境 もない。民族の違いもない。なんの隔てもない─…
沖縄研修道場の開設にあたって、当初、ミサイルの発射台は、撤去する予定であった。それを聞くと、山本伸一は提案した。 「人類が愚かな戦争に明け暮れていた歴史の証拠として残してはどうだろうか。そして、この研修道場を世界の平和の象徴にしていこう!」…
沖縄には、「命どぅ宝」(命こそ宝)という生命尊厳の精神、また、「いちゃりば兄弟」(行き会えば、兄弟)という、開かれた友情の気風がみなぎっている。 「身命の儀、どの宝物よりも大切に存じ保養いたすべく候」(注)とは、琉球の名指導者・蔡温の言葉で…
山本伸一は、さらに沖縄の幹部に言った。 「若い力を大切にし、一人ひとりを抱きかかえるように、磨き、育てていくんだよ。放っておいては人は育ちません。 先輩は、後輩と一緒に祈り、共に御書を研鑽し、共に家庭訪問や弘教に歩き、徹底して信・行・学を教…
第一回SGIアジア総会三日目の二十七日には、アジア十五カ国・地域二百五十人と、沖縄をはじめ、日本の同志が参加して、アジア総会並びに平和音楽祭が、本部幹部会、沖縄県総会の意義を込めて盛大に行われた。 沖縄は、ちょうど、本土復帰二十周年を迎え、…
我らは「生死不退」の心で! 池田大作 日蓮大聖人が年配の父母たちを慈(いつく)しまれた御振る舞いを拝するたびに、私の胸は熱くなる。 子どものいない佐渡の国府入道夫妻(こうにゅうどうふさい)へのお手紙では、「教主釈尊(きゅしゅしゃくそん)は入道…
大阪北部の地震から1週間。不自由な生活を余儀なくされている方々に心よりお見舞いを申し上げたい。 世界の希望の錦州城なればこそ、「わざはひも転じて」(御書1124ページ)との御聖訓のままに「変毒為薬」の勇気の行進を、どうか、お願いします。 あ…
先師・牧口常三郎先生が誕生した6月が巡り来る。 先生が57歳の年(昭和3年)に、広布の戦いを開始されて、今年で90周年となる。 仏法対話の折に、先生がよく語られた一言がある。 「信仰に入るのではない。信仰の世界へ出るんだよ」 すなわち、正しい…
釈迦仏・普賢菩薩・薬王菩薩・宿王華菩薩等の各各の御心中に入り給へるか、法華経の文に閻浮提に此の経を信ぜん人は普賢菩薩の御力なりと申す是なるべし (同生同名御書、1115ページ) (通解) 釈迦仏が、また普賢菩薩が、薬王菩薩が、宿王華菩薩等が、あ…
インドから香港を訪問した山本伸一は、デビッド・ウィルソン総督と会談するなどして、二月二十二日には帰国の途に就き、沖縄へ向かった。 このアジア訪問は、学会が「魂の独立」を果たして、最初の平和旅であった。 仏法発祥の地であるインドでも、タイでも…
アジア訪問でタイを訪れた山本伸一は、チトラダ宮殿にプーミポン・アドゥンヤデート国王を四年ぶりに表敬訪問し、文化、平和、芸術について語り合った。 国王は「文化の大王」と謳われ、芸術への造詣が深く、豊かな教養と学識で知られている。 伸一は、一九…
「創価ルネサンス」の鐘は、高らかに鳴り響いた。 一九九二年(平成四年)の元日、山本伸一は、学会別館で各部の代表と勤行・唱題したあと、皆を激励し、一年の戦いを開始した。 五日の新春幹部会では、「あの人にも温かく、この人にも温かい言葉を。 これが…
全国、全世界の同志が、創価ルネサンスの闘士として、勇んで立ち上がった。 「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながる(流布)べし」(御書三二九ページ)との御聖訓を胸に、世界広宣流布への新たな長征が始まったのだ。 同志は、…
山本伸一は、未来へ、世界へと、広宣流布の流れを開く、創価学会の使命を確認していった。 「日蓮大聖人は『御義口伝』に、『今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり』(御書七二〇ページ)と仰せになっています。 大聖人…
「宗教」があって「人間」があるのではない。 「人間」があって「宗教」があるのである。 「人間」が幸福になるための「宗教」である。 この道理をあべこべにとらえ、錯覚してしまうならば、すべてが狂っていく ──山本伸一は、ここに宗門の根本的な誤りがあ…