2007-03-26から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 宝塔18 3月26日

山本伸一は、しみじみとした口調で、なおも話を続けた。 「沖縄は、本土に復帰し、新時代を迎えた。 沖縄の歴史は、あまりにも悲惨だった。だからこそ、仏法という生命の大哲理をもって、最も平和で幸福な島にしなければならない。そうなることで、仏法の真…

小説「新・人間革命」 3月24日 宝塔17

現実社会の問題に目を向けず、改革の力となりえない宗教は、死せる宗教である。 山本伸一は、彼方を見すえるような目で、力強く語った。 「平和ということは、人類の未来を考えるうえで、最も大切な問題だ。 しかも世界は、米ソの対立だけでなく、中ソの対立…

小説「新・人間革命」 3月23日 宝塔16

青年部反戦出版の第一号となる、『打ち砕かれしうるま島』は、完成すると、直ちに山本伸一のもとに届けられた。 伸一は、その刷り上がったばかりの数冊の本を仏前に供えて唱題し、青年たちの健勝と、沖縄の平和を深く祈った。 それから、ゆっくりとページを…

きょうの聖教新聞 2007・3・26

★名字の言 ▼創価の世界は、自らの宿命を乗り越えた人生の勝利劇に満ち満ちている。多様な体験にも共通点がある。苦難に挑む決意の瞬間が、大きな転換点ということだ ▼20歳の時、男児を出産した婦人。喜びもつかの間、生後2日目に子どもは他界。5年後、再…