2007-12-21から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 信義の絆45  12月21日

この会談で、山本伸一は、風雲急を告げる世界の火薬庫・中東の問題について、和平実現のために、何点かにわたる提案をしようと思っていたのである。 中東問題は、決して中東地域だけの問題におさまらず、世界各国の政治・経済に影響を与え、第三次世界大戦の…

小説「新・人間革命」 信義の絆44  12月20日

キッシンジャーは、日々、辛酸をなめながら、感傷にも、憎悪にも、悲観にも左右されない強い人間に、自分を鍛え上げていった。 ハーバード大学で学位を取得して、国際政治学者として頭角を現し、やがて教授となった。 そして、ニクソン大統領の補佐官になる…

小説「新・人間革命」  12月19日 信義の絆43

キッシンジャーは、冷徹な現実主義者であり、理想主義の対極にあるかのように評されてきた。 しかし、理想を実現しようと思うならば、現実を凝視せねばならない。現実から目をそらすならば、そこにあるのは「理想」ではなく、「空想」である。 キッシンジャ…

小説「新・人間革命」  12月18日 信義の絆42

この日、ワシントンDCは、朝から雪がちらついていた。 ドームのある白亜の国会議事堂が、自由の国アメリカの威風を誇示するように、堂々とそびえ立っていた。 国務省は、リンカーン記念館の近くにあり、ホワイトハウスからも、一キロにも満たない距離であ…

07年12月19日 聖教新聞 随筆 人間世紀の光 147 青年よ広布の革命児たれ 上 山本 伸一

07年12月19日 聖教新聞 随筆 人間世紀の光 147 青年よ広布の革命児たれ 上 山本 伸一 師匠の「志」を行動で受け継げ! 君が新しき歴史を! 高杉晋作の如く わが師・戸田城聖先生は、東京・西神田の小さな小さな学会本部で、よく言われた。 「吉田松…

きょうの聖教新聞  2007・12・21

★名字の言 ▼少子化の時代。2006年度の入試で定員割れした4年制の私立大学は、4割に上った。先日、これからの時代に、私学が果たす役割をめぐる、早稲田の総長と慶応の塾長の対談が、読売新聞に掲載されていた ▼文中、早大の白井総長は「学生に『寮生活…