2009-02-05から1日間の記事一覧

【第18回】 大阪の戦い 6 2009-2-4

池田先生に育てられた大恩を永遠に忘れない これが常勝の原点となった 仕事と生活に勝て 「大阪の戦い」も終盤。 池田大作室長は外出から関西本部へ戻る途中、一軒の家に立ち寄った。 以前から心配していた幹部の家である。どこか我流で、和を乱すことがあっ…

【第17回】 大阪の戦い 5 2009-2-3

きょうは これで 二十四ヵ所目だ 関西の友がいるところどこまでも走った 鬼神も泣かむ闘争 大阪市西成区に坂本堅という大工がいた。 昭和三十一年(一九五六年)六月、関西本部で青年部の責任者会に参加した。 各区から順調な報告が続く。坂本のところは他の…

【第16回】 大阪の戦い 4 2009-1-31

団結あるところ勝利あり! 池田室長を先頭に関西の快進撃が始まった ジュース工場の拠点 関西での池田大作室長の行動は、昭和三十一年五月に入ると、さらに加速する。 大淀区(現・北区の一部)で「日栄ジュース」を製造する小谷鉱泉所。小谷栄一・ふみ夫妻…

【第15回】 大阪の戦い 3 2009-1-30

関西で立ち上がれ! あらゆる企業・団体もしのぎを削った 学会が躍進する急所だった 世界へ通じる大拠点 昭和二十年代の後半、企業や団体が戦後の復興を終え、地方への進出をはかった。 しかし、東京から大阪へ伸びようとして成功した例は少ない。 経済界で…

小説「新・人間革命」  2月5日 潮流10

山本伸一はコントロールセンターから、ワイキキの浜辺に案内された。 浜辺から、数十メートルほどの海上に、火山をかたどった人工の島が浮かんでいた。その上で、何人もの人が作業に励んでいた。 伸一を案内していた、アメリカの理事長が説明した。 「あの浮…

小説「新・人間革命」  2月4日 潮流9

山本伸一の質問に、青年は答えた。 「そうですね。水泳大会で優勝したいと思ったら、まず懸命に練習をします」 伸一は、頷いた。 「それから?」 「あとは、より効率のよい練習方法を研究するなど、いろいろ対策を立てます。もちろん、題目も懸命に唱え、勝…

小説「新・人間革命」  2月3日 潮流8

山本伸一が、皆に仕事の状況を尋ねていくと、会社を辞めて、コンベンションの手伝いに来たという青年がいた。 青年は、不満そうな顔で語った。 「その会社は、給料もあまりよくないし、私の力を認めようとしません。上司も、私の勤務態度が悪いとか、文句ば…

小説「新・人間革命」 2月2日 潮流7

ワイキキの海はまばゆく光り、喜びに震えるかのように、ヤシの葉が風に揺れていた。 七月二十三日、山本伸一はコンベンションのコントロールセンターの開所式に向かった。運営に取り組むスタッフと会い、御礼を述べ、励ましておきたかったのである。 伸一が…