2010-02-25から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」  2月25日 学光25

佐江一志の生い立ちは複雑であった。 彼は一九四三年(昭和十八年)に東京に生まれた。母親は、両国で料亭を営んでいたが、父親の記憶はなく、父については、何も知らされずに育った。 彼には、二人の妹がいた。妹たちは、母に育てられたが、彼は、千葉の祖…

小説「新・人間革命」  2月24日 学光24

十月十日の日曜日――この日もスクーリングが行われ、各地から創価大学に集って来た通教生が、真剣に学んでいた。 山本伸一は、午後から大学を訪れ、女子部の代表の研修会に出席していたが、通教生が集っていることを聞くと、授業終了後、一緒に記念撮影をする…

小説「新・人間革命」  2月23日 学光23

通教生たちにとってスクーリングの大きな収穫の一つが、全国各地の学友を知ったことであった。 連絡先を交換し合い、その後、手紙や電話で励まし合う人たちもいた。近くに住む人たち同士が、一緒に勉強するようになったケースもあった。 当初、通教生の多く…

きょうの聖教新聞  2010・2・25

★名字の言 ▼「経営と現場が遠かった」。何か問題や事件が起きるたびに「現場との距離」が話題になることが多い ▼商圏人口が5万人ほどの地で、巨大スーパーを経営する牧尾英二氏。年中無休の24時間営業で生活必需品から車まである。商品が売れ筋かどうかに…