2016-04-11から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 力走15 2016年4月9日

山本伸一は、十和田光一に訴えた。 「もちろん、それぞれが、普段から病気にかからないように心がけ、規則正しい生活をし、食生活にも気を配り、健康管理に努めていくことは当然です。 しかし、遺伝的な要因などによる病気もある。 大事なことは、病気に負け…

小説「新・人間革命」 力走14 2016年4月8日

静岡県幹部会で「静岡健児の歌」が発表された十一月二十九日夜、山本伸一は、空路、東京から大阪へと向かっていた。 伊丹空港(大阪国際空港)から大阪・豊中市の関西牧口記念館への車中、同乗した副会長で関西総合長の十和田光一が、意を決したように語り始…

小説「新・人間革命」 力走13 2016年4月7日

山本伸一は、十一月二十五日には創価文化会館内の広宣会館で開かれた千葉県支部長会に出席。 二十六日は東京・八王子で教学部初級登用試験の受験者、採点官ら を激励。二十七、八の両日は、学生部代表と懇談した。 彼は、これまでに会えなかった人と会おうと…

小説「新・人間革命」 力走12 2016年4月6日

何事も、油断し、基本がおろそかになった時に事故が生じる。 広宣流布は魔との攻防戦であり、気のゆるみがあれば、そこに魔が付け入ってくる。 したがって、山本伸一は、支部長・婦人部長に、油断を排して、原理原則に徹することを、強く訴えたのである。 支…

小説「新・人間革命」 力走11 2016年4月5日

物事は、小事が大事である。大事故の多くは、一つ一つの細かい事柄への注意を怠ったことに起因している。 小さな配慮を欠いたことから、皆の信頼を失い、それが組織の停滞を招いた事例も少なくない。 ゆえに、山本伸一は、関東の支部長・婦人部長の新出発に…

小説「新・人間革命」 力走10 2016年4月4日

山本伸一は、活動を推進していくうえでの幹部の在り方、注意すべき事柄について、具体的に話を進めた。 「支部にあって、日々の活動のなかで、御書を拝していく伝統を築いていっていただきたい。 信心が強盛になればなるほど、皆が教学を求めていきます。 信…