2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大白蓮華 2016年(平成28年)10月号(No.804)

創価学会名誉会長 池田大作 皆が「幸福学」の博士に! 若き日、心に刻(きざ)んだビクトル・ユゴーの一節に、「羅針盤(らしんばん)さえもっていれば、嵐(あらし)もこのわたしには大したことではありません」とあつた。 “人類の精神史は、確かな哲学の羅…

【第34回】 多宝の父母のご多幸を祈る (2016.9.29)

国も・へだたり年月もかさなり候へば・たゆむ御心もやとうたがい候に・いよいよ・いろをあらわしこうをつませ給う事・但一生二生の事にはあらざるか (国府入道殿御返事、1323ページ) (通解) (身延と佐渡は)国も遠く隔たり、(私〈大聖人〉が佐渡を離…

小説「新・人間革命」源流 26 2016年10月1日

インドのメンバーとの語らいを通して山本伸一が感じたことは、多くの人が宿命の転換を願って信心を始めたということであった。 インドでは、業(カルマ)という考え方が定着している。 ─すべての生命は、永遠に生と死を繰り返す。その輪廻のなかで、業、すな…

小説「新・人間革命」源流 25 2016年9月30日

山本伸一は懇談会で、一人ひとりに激励の言葉をかけていった。 メンバーのなかに、全インドの責任者である地区部長を務める女性がいた。 前日、伸一が図書贈呈したデリー大学で、経済学の講師として教壇に立つラビーナ・ラティである。 彼女が御本尊を受持し…

小説「新・人間革命」源流 24 2016年9月29日

ICCRの歓迎レセプションが終わると、山本伸一は、急いでニューデリーにあるホテルへ向かった。 インドのメンバーをはじめ、日本から来た「インド文化研究会」一行らとの会食懇談が予定されていたのである。 会場の入り口でインドのメンバーが、「センセ…

小説「新・人間革命」源流 23 2016年9月28日

山本伸一たち訪印団一行は、午後六時半から、ICCR(インド文化関係評議会)が主催する歓迎レセプションに出席した。 星空のもと、ICCR本部の前庭で開かれた歓迎レセプションには、クンドゥー外務担当閣外大臣をはじめ、ICCR副会長で仏教学者とし…

小説「新・人間革命」源流 22 2016年9月27日

山本伸一はデサイ首相に、「ぜひ、日本にお迎えしたい」と語った。もし、訪日が実現すれば四度目の訪問となる。 「日本に行きたいとは思っていますが、具体的な計画はありません。 私はむしろ、日本の首相にインドを訪問していただきたい」 さらに、日本にい…

小説「新・人間革命」源流 21 2016年9月26日

山本伸一が、「長い人生で最も嬉しかったこと、そして最も悲しかったことはなんでしょうか」と尋ねた時、デサイ首相の楽観主義という生き方は、さらに鮮明になった。 「私は、今までに悲しいと思ったことはありません。すべてのことを、嬉しい、楽しいと思っ…