2017-03-13から1日間の記事一覧

【第17回】  東北は世界の希望 2017年3月11日

不屈の魂の「人材城」は厳たり 新しき民衆の連帯に「福光の春」 今、私は、妙法で結ばれた創価家族の縁の深さを嚙み締めております。 それは、生死を超えて「常楽我浄」の生命の旅を共々に続ける絆です。 御本仏・日蓮大聖人は遠く離れた門下へ、「我等は穢…

小説「新・人間革命」 大山 五十八 2017年3月11日

戸田城聖の目は、広宣流布の未来を見すえていた。 その未来へ、創価の魂の水脈を流れ通わせるために、彼は、山本伸一という一人の弟子に、後継者として一切を託そうとしていたのである。 伸一には、その師の気持ちが痛いほどわかった。戸田は、再確認するよ…

小説「新・人間革命」 大山 五十七 2017年3月10日

学会は、「創価学会仏」なればこそ、永遠なる後継の流れをつくり、広宣流布の大使命を果たし続けなければならない。 山本伸一は、強く自分に言い聞かせた。 “断じて、人材の大河を開いてみせる!” 彼は、一九五一年(昭和二十六年)の一月六日、恩師・戸田城…

小説「新・人間革命」 大山 五十六 2017年3月9日

法華経の不軽品に、「威音王仏」という名前の仏が登場する。 この仏は、一人を指すのではない。 最初の威音王仏の入滅後、次に現れた仏も「威音王仏」といった。 そして「是くの如く次第に二万億の仏有し、皆同一の号なり」(法華経五五六ページ)と記されて…

小説「新・人間革命」 大山 五十五 2017年3月8日

山本伸一は、静岡研修道場で、世界の平和を推進するために、各国の指導者、識者らとの今後の交流や、文明・宗教間の対話をいかにして進めるべきかなど、深い思索を重ねていった。 また、その間に、学生部や婦人部、地元・静岡県の代表とも懇談の機会をもち、…

小説「新・人間革命」 大山 五十四 2017年3月7日

最後に十条潔は、胸の思いをありのままに語っていった。 「私自身、山本先生のこれまでの指導を深く心に刻み、模範の実践を展開していくとともに、組織の最前線で戦ってこられた皆さんから、信心を学んでまいります。 したがって、どうか会長だからといって…

小説「新・人間革命」 大山 五十三 2017年3月6日

山本伸一に続いて、最後に新会長の十条潔がマイクに向かった。彼は、率直に自身の心境を語っていった。 「数年前から山本先生は、『次はあなたたちが力を合わせて、学会を推進していくのだから、すべてにわたって、力を磨いていくように』と言われておりまし…