2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【第1回】 正義と求道の大航海 四国 2010-1-15

◇ 第1回 正義と求道の大航海 四国 2010-1-15 水平線に光る白亜の船。 太平洋の荒波を蹴立てて、遂に横浜港にやってきた。 香川、高知、愛媛、徳島の友1000人を乗せた客船「さんふろわあ7」号。 桟橋に近づくと、神奈川文化会館がはっきりと見えた。天…

随筆 我ら勝利の大道 NO.4 誉れの「SGI家族」 ㊤㊦ 2010-2-1/2

◇ 随筆 我ら勝利の大道 NO.5 誉れの「SGI家族」 ㊦ 2010-2-2 君ありて 広布の流れは 幾重にも 世界の果てまで 勇み進まむ コンゴ独立の指導者ルムンバ初代首相は叫んだ。 「前途がいかにけわしいものであろうと、ゆるぎない意志と全幅の自信をもって努力…

随筆 我ら勝利の大道 NO.4 誉れの「SGI家族」 ㊤㊦ 2010-2-1/2

◇ 随筆 我ら勝利の大道 NO.4 誉れの「SGI家族」 ㊤ 2010-2-1 世界一 偉大な目的 この人生 広宣流布に 闘う人かな それは、五十年前の二月であった。私は日記に、中国の大文豪・魯迅の一節を書き留めた。 「道とは何か。それは、道のなかったところに踏み…

小説「新・人間革命」  2月12日 学光14

いよいよ通信教育がスタートした。 通教生のもとには、ダンボールに梱包されて、何冊もの教科書が送られてきた。意欲満々であっても、それを見ると、気おされてしまう人も少なくなかった。 また、勉強を始めようとしても、どこから手をつけていいのか、戸惑…

小説「新・人間革命」  2月11日 学光13

通信教育部の開設に備え、施設の建設も進んだ。一九七六年(昭和五十一年)の三月十五日には、通信教育棟が竣工した。事務室や会議室、教室などからなる、鉄筋コンクリート四階建ての校舎である。 また、三月三十一日には、大学内に簡易郵便局が開局した。通…

きょうの聖教新聞  2010・2・13

★名字の言 ▼雪の結晶の研究で有名な科学者・中谷宇吉郎氏は、1900年の生まれで現在の石川県加賀市出身。戸田第2代会長と誕生年も出身地も同じだ。とても心優しい人だったらしく、「ひとにはよくしてあげるものだよ」が遺言だったそうだ ▼一方、科学に対…

きょうの聖教新聞  2010・2・12

★名字の言 ▼書店に行くと、自己啓発や仕事術のコーナーが充実している。自分を磨き、仕事で成功するために、自分を変えたいと願う人が多いことを反映しているのだろう ▼東京のある男子地区リーダーが友人から次のように言われた。「自己啓発の類の本をよく読…

第35回 「SGIの日」記念提言  上・下  2010-1-26・27

第35回「SGIの日」記念提言 「新たなる価値創造の時代へ ㊥ 2010-1-26 宗教のハンドルとブレーキの役割 さて、近代文明発展の最大の推進力、駆動力となったのが、いうまでもなく科学技術でした。 その科学者の立場から、宗教とくに仏教との接点を探り続けてき…

第35回 「SGIの日」記念提言  上・下  2010-1-26・27

第35回「SGIの日」記念提言 「新たなる価値創造の時代へ ㊤ 2010-1-26 「今、この瞬間」に一切の未来の因が 危機を糧に時代変革の波を!! 理想を堅持し、漸進主義で進む 創価学会の創立80周年、 SGIの発足35周年を記念して、私の所感の一端を述べる前に、ま…

小説「新・人間革命」  2月10日 学光12

山本伸一のところへは、通信教育部の開設についてのさまざまな問題が持ち込まれた。彼は、その一つ一つの解決のために、労を惜しまなかった。それらが、やがて、通教生のためになると思うと、嬉しくさえあった。 ある時、創価大学の事務局長が、浮かぬ顔で伸…

小説「新・人間革命」  2月9日 学光11

山本伸一は、通信教育部の開設の準備に当たる大学の教職員たちから報告を聞き、意見交換を重ねてきた。 伸一が、テーマとしていたことの一つは、通信教育は卒業生が少ないという問題を、どうやって乗り越えるかであった。 彼は、大学側にも、「入学してくる…

きょうの聖教新聞  2010・2・11

★名字の言 ▼北海道の厚田で、ニシンが豊漁だ。「50年ぶりの豊漁」だった昨年と同じ収穫量が、今年も期待できるという ▼きょう11日は、厚田で育った戸田第2代会長の生誕110周年。戸田会長も、ニシンが好物だった。よく青年に振る舞いながら、「この味…

きょうの聖教新聞  2010・2・10

★名字の言 ▼ある国にトウモロコシ作りの名人がいた。どうして良い作物を作れるのか。秘密を探っていくと、彼が、自分の農場でとれた良質の種を惜しみなく隣近所に与えていたことが分かった ▼なぜ?彼は明快に語った。トウモロコシの花粉は風によって、あちこ…

きょうの聖教新聞  2010・2・9

★名字の言 ▼トマトの主要な遺伝子の8割が解読された。野菜ではジャガイモ、キュウリに続く3番目。人気のある野菜だけに栄養に富んだ品種を作るなど、遺伝子レベルでの改良が注目されている ▼なぜ遺伝子が品種改良に役立つのか。簡単に言えば、遺伝子は設計…

きょうの聖教新聞  2010・2・8

今日は、新聞休刊日です。

小説「新・人間革命」 2月6日 学光10

一九七一年(昭和四十六年)に創価大学が開学した時から、事務局長は、日々の業務の傍ら、通信教育部開設の準備を進めてきた。 そして、創大の第一期生を社会に送り出す七五年(同五十年)を迎えると、担当の職員も数人に増員し、いよいよ通信教育部の開設に…

小説「新・人間革命」  2月5日 学光9

通信教育は、戦後、社会教育法による、洋裁や書道、速記など、趣味や教養、職業技術などを学習する社会通信教育と、学校教育法に基づく大学や高校が行う学校通信教育に整理されていく。 創価大学が通信教育を始めた一九七六年(昭和五十一年)に通信教育を行…

小説「新・人間革命」  2月4日 学光8

戸田城聖は、『小学生日本』の「誌上考査問題」で、成績優秀者を誌上で発表し、メダルや記念品を贈った。そこには、次代を担う「宝」である子らの学習意欲を、少しでも高めたいとの、強い思いがあった。 当初、考査問題に挑戦した児童は、五年生向けが約二千…

小説「新・人間革命」  2月3日 学光7

大日本高等女学会で牧口常三郎は、“好学の心”をもちながらも、経済的な事情などで進学できない女子に、勉学の場を提供するため、あらゆる努力、工夫を重ねた。 出征軍人の家族には、入学金を免除し、月謝を半額にした。また、特待の枠を設け、小学校長の推薦…

小説「新・人間革命」  2月2日 学光6

世界で最初の通信教育は、一八四〇年にイギリスのアイザック・ピットマンが行った、速記の講座といわれている。この年にスタートした郵便制度を利用したものであった。 語学教育の通信教育が始まったのは、一八五六年であった。ドイツの言語学者グスタフ・ラ…

小説「新・人間革命」  2月1日 学光5

山本伸一は、通信教育が、いかに困難な道のりであるかを、よく知っていた。したがって、その初心を貫くためのアドバイスも忘れなかった。 「皆さんの大きな励ましとなり、力となるのが、同じ志をいだく友人との交流であります。相互に連携をはかり、切磋琢磨…

きょうの聖教新聞  2010・2・7

★名字の言 ▼支部の御書学習会に参加し、講義を担当した壮年の姿勢に学ぶことが多かった。何年も前の「大白蓮華」や聖教新聞を含め、事前の研さんを徹底して行い、年季の入った御書は書き込みでびっしり ▼といっても、研さんの成果をひけらかすこおとはない。…

きょうの聖教新聞  2010・2・6

★名字の言 ▼万人の宇宙観を劇的に変えた大学者アインシュタイン。相対性理論は不滅の光を放つ ▼アインシュタインといえば、どんな顔を思い浮かべるだろうか。いたずらっぽい目にボサボサの髪、そして思い切り出した舌ー「タイム」誌の表紙となった、あのひょ…

きょうの聖教新聞  2010・2・5

★名字の言 ▼「ウィ・シャル・オーバーカム」(我らは必ず勝利する)-アメリカ黒人の人権闘争「公民権運動」に参加した人々は、この歌を歌い前進した。あらゆる権力を握る白人に対する勝算なき戦い。しかし人々は勝利した ▼歌が生まれたのは、米南部で生涯教…

きょうの聖教新聞  2010・2・4

★名字の言 ▼池田名誉会長と会員の「絆」の強さに感激したという宮城県のある夫妻。友人の学会員と共に、学会の会館を訪れた ▼ご主人はある企業の重役で、地域の要職も務める。本紙や対話ビデオなどを通して名誉会長の激励行を知った。感動冷めやらぬ様子で「…

きょうの聖教新聞  2010・2・3

★名字の言 ▼希代の大実業家・松下幸之助氏が講演会で質問を受けた。経営で最も大切なことを、一つあげるとしたら?-いつも当意即妙の受け答えをする氏が、そのまま考え込んだ。そして、「あのう、二つではいけませんか?」 ▼氏が出した答えの一つが「人間観…

きょうの聖教新聞  2010・2・2

★名字の言 ▼「偉大な詩人たちのなかにはかならず夢の岬がある」。これは、文豪ユゴーが、シェークスピアをたたえた言葉だ ▼岬は陸地と結びつつ、他方を海へと伸ばしている。この「夢の岬」とは、人生の現実に根差しつつ、心は常に雄大な「理想」「未来」を見…

きょうの聖教新聞  2010・2・1

★名字の言 ▼「『幼稚園』の文字が目にとまり、食い入るように、小説『新・人間革命』の<未来>の章を読み続けました」と、沖縄・久米島町で保育園延長を努める佐久田正照氏。本紙を切り抜き、線を引き、教科書のように活用しているという ▼園を経営して30…