2016-11-19から1日間の記事一覧
今は已に時いたりぬ設とひ機なくして水火をなすともいかでか弘通せざらむ、只不軽のごとく大難には値うとも流布せん事疑なかるべき (諫暁八幡抄、585ページ) (通解) 今はすでに時期が到来している。たとえ機がなくて水火のように反発してきたとしても、…
ラマクリシュナ・ミッション学園を視察した山本伸一たちは、視覚に障がいがある人を支援する付属の学校も訪問した。 自身も目が不自由な校長が、柔和な笑みを浮かべ、伸一と握手を交わし、実技訓練所へ案内してくれた。 生徒たちは、手探りでボルトとナット…
「さあ、今日も道を開こう! 友好の橋を架けよう!」 二月十五日、こう言って山本伸一は、宿舎のホテルからカルカッタ郊外のナレンドラプールにある全寮制の学園ラマクリシュナ・ミッションへ向かった。 小学生から大学生まで一貫教育を行う、男子だけの学校…
グプタ副総長のあいさつを受けて、山本伸一は、今回のささやかな図書贈呈を起点に、滔々たる大河のごとき教育・学術交流の流れを開いていきたいとの決意を述べた。 そして、寄贈図書の一部と百冊の贈書目録、記念品を副総長に手渡した。 このあと、講堂で、…
ガンジーを「マハトマ」(偉大なる魂)と呼んだのはタゴールである。 そして、ガンジーはタゴールを「グルデブ」(神聖な師匠)と呼んだ。 二人は、意見が異なることもあったが、平和、非暴力、真理の探究という信念によって結ばれた「真の友」であった。 こ…
山本伸一が今回のインド訪問で会談したインドの指導者は、マハトマ・ガンジーの思想、精神を継承し、大インドを担っていた。 ガンジーは凶弾に倒れたが、その同志であり、また弟子である彼らは、等しく心にガンジーをいだいていた。 この精神の水脈がインド…