2008-07-11から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 共鳴音46  7月11日

山本伸一は、五月十九日の午後には、ロンドンからパリに戻り、その足でパリ郊外にある作家のアンドレ・マルロー宅を訪問した。 マルローは“行動する作家”として知られる。 青年時代に仏領インドシナを訪れた彼は、植民地政策に疑問を感じ、反植民地運動、さ…

小説「新・人間革命」 共鳴音45 7月10日

翌十九日午前十時、山本伸一と峯子は、川崎鋭治らと共に、ロンドン市内の王立国際問題研究所を訪ねた。トインビー博士が、長年、執務し、国際問題の研究に携わっていた研究所である。 博士を支えてきたルイーズ・オール秘書の柔和な笑顔が、伸一たちを迎えて…

小説「新・人間革命」  共鳴音44 7月9日

山本伸一がゴードン夫妻と歓送の会食をしてから、一年余りが過ぎていた。今、ゴードンは、イギリスの理事長として、伸一を迎えたのである。 メンバーの信頼も厚かった。 しかし、日本での安定した生活を捨てて、イギリスに戻ったゴードン夫妻の生活は、決し…

きょうの聖教新聞  2008・7・11

★名字の言 ▼本年5月に4期生が卒業したアメリカ創価大学(SUA).これで草創の大学建設を担った最初の4学年が巣立ったことになる ▼全卒業生のうち実に3分の1がハーバード、ケンブリッジなど名門大学の大学院に進学した。100人が卒業した1期生では12…

きょうの聖教新聞  2008・7・10

★名字の言 ▼人生に試練はつきもの。だが、それを嘆いて逃げてしまうか、真正面から向き合うことによって、人生は大きく変わってくる ▼「進行性筋萎縮症」と診断された壮年。朝、目が覚めると“きょうで体が動かなくなるかも”との恐れが胸を占める。不安を吹き…

きょうの聖教新聞  2008・7・9

★名字の言 ▼活字は、かつて宝石のように大切に扱われてい亜tのだろう。英国では、活字の大きさを小さい順に、ダイヤモンド、パール、ルビー、エメラルドと宝石で表現していた ▼一方、日本では標準文字の大きさを「5号」、その半分を「7号」といった(数字…