2014-06-10から1日間の記事一覧

激闘67  2014年6月10日

本部幹部会で山本伸一は訴えていった。 「日蓮大聖人は、『本迹の相違は水火天地の違目なり』(御書九九六p)と仰せになっております。 迹門と本門とは、大きな違いがあることを述べられている御文です」 迹門の「迹」とは影、跡のことで、本門の「本」とは…

激闘66 2014年 6月7日

山本伸一は、最高幹部との協議で、翌日に行われる本部幹部会についても語った。 「明日の本部幹部会は、広島での初めての開催だね。今や学会は、各方面や各県で堂々とした本部幹部会が開けるようになった。私は、各地方が力をつけて、東京をリードしていく時…

激闘65 2014年 6月6日

師子は征く。師子は走る。師子は戦う。 山本伸一は、山口文化会館を発って二時間後の午後四時過ぎ、広島文化会館に到着した。 彼は、直ちに、日ごろから会員奉仕に徹してくれている職員への感謝の思いを込め、共に記念のカメラに納まった。それから、聖教新…

激闘64 2014年 6月5日

山本伸一は、質問した婦人に視線を注ぎながら、「おわかりになりますね」と、確認した。婦人が頷くのを見て、言葉をついだ。 「自分の性格は、大事な自分の個性ですから、人と比べて卑下したり、羨ましがったりする必要はないんです。 梅は桜になることはで…

激闘63 2014年 6月4日

質問した婦人は、おそらく、自分の性格のことで悩んでいたにちがいない。 山本伸一は大きく頷くと、包み込むような笑みを浮かべて語り始めた。 「性格について、仏法では“後世まで変わらないのが性分である”ととらえています。 つまり、その人のもって生まれ…

激闘62 2014年 6月3日

山本伸一は、話を続けた。 「第二代会長の戸田城聖先生は、仏法の法理を万人にわかりやすく伝えるために、本当に絶妙な譬えを引かれて指導してくださった。宿命の転換についても、よく、こんな譬え話をされていました。 『長年、放置して汚れたホースに、き…

激闘61  2014年6月2日

山本伸一は、さらに、座談会のもつ、現代的な意義について語っていった。 「座談会は、仏法を現代に展開していく学会の伝統行事といえます。 座談会では、御書をはじめ、仏法のさまざまな法理も学びます。そして、その法理を、 それぞれが自身の生活の場で実…