2008-07-05から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」共鳴音40 7月4日

続いて、イギリスの法人の理事長に就任した、レイモンド・ゴードンがあいさつした。 長身で情熱にあふれたイギリス人である。SGI(創価学会インタナショナル)が発足したグアムでの世界平和会議で、経過報告を行ったのも彼であった。 ゴードンは感無量の…

小説「新・人間革命」 共鳴音39 7月3日

五月十八日、山本伸一はロンドンに向かった。 このイギリス訪問の目的の一つは、トインビー博士との対談集の特装本と、創価大学名誉教授の称号の証書を、博士に届けることであった。 トインビー博士と伸一との対談は、一九七二年(昭和四十七年)、七三年(…

小説「新・人間革命」 共鳴音38  7月2日

長谷部彰太郎の家で山本伸一は、集っていたメンバーと共に勤行した。 そして、庭で一緒にバーベキューを楽しんだ。 伸一と峯子は、率先して肉や野菜を焼き、皆に配っていった。 引き続いて、庭で懇談会が行われた。 メンバーは伸一に、次々と質問をぶつけた…

小説「新・人間革命」 共鳴音37  7月1日

山本伸一を出迎えた長谷部彰太郎は、恐縮して言った。 「お疲れのところ、わざわざ、こんな遠くまで来ていただいて、本当にありがとうございます。 どうぞ、こちらへ」 長谷部は、伸一と峯子を、まず庭に案内した。 長谷部の家には、たくさんのメンバーが集…

小説「新・人間革命」 共鳴音36  6月30日

山本伸一は、最後に長谷部彰太郎に約束した。 「もし、あなたがフランスで家を購入したら、私も必ず訪問させてもらいますよ」 「本当ですか! ありがとうございます」 長谷部は、断じて家を買おうと思った。 しかし、画家である彼には定収はなく、預金もほと…

小説「新・人間革命」 共鳴音35 6月28日

長谷部彰太郎の家は、パリ会館から車で、西に一時間ほどのところにあるという。 長谷部は、前年、来日した折に、フランスに家を買うべきかどうか、山本伸一に相談した。 伸一は微笑みながら言った。 「もう家を買えるぐらい、絵が売れるようになったんだね」…

きょうの聖教新聞  2008・7・5

★名字の言 ▼先月、名古屋で開催された、「宗教と社会」学会主催の学術大会。興味深かったのが、創価学会の青少年の育成法を探る研究発表だった ▼ある地域の未来部を取材したその学者は、部員会や担当者による家庭訪問などの活動内容を報告。「子どもたちが進…