2015-03-19から1日間の記事一覧

【第51回】 喜び勇んで前へ! 前へ! (2015.3.13)

各各(おのおの)なにをかなげ(歎)かせ給うべき、迦葉尊者(かしょうそんじゃ)にあらずとも・まい(舞)をも・まいぬべし、舎利弗(しゃりほつ)にあらねども・立つてをど(踊)りぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど(踊)りてこそい(出)…

【第50回】 不動の自分を築きゆけ  2015-3-5

法華経の行者として・かかる大難にあひ候(そうろう)は・くやしくおもひ候(そうら)はず、いかほど生(しょう)をうけ死にあひ候とも是(これ)ほどの果報の生死(しょうじ)は候はじ(四条金吾殿御返事、1116㌻) 〈通解〉 法華経の行者として、このよう…

【第49回】理想の寂光土を今ここに 2015-2-24

法華涅槃(ねはん)を信ずる行者は余処(よそ)に求む可(べ)きに非(あら)ず此(こ)の経を信ずる人の所在の処(ところ)は即(すなわ)ち浄土なり(守護国家論、72㌻) 〈通解〉 法華経・涅槃経を信じる行者は、他の所に浄土(清浄な国土)を求めるべき…

小説「新・人間革命」大道 29 2015年3月16日

山本伸一が、記念勤行会の会場となった大広間に姿を現すと、大きな拍手がわき起こった。午後四時前、勤行会が始まった。 伸一は、参加者と厳粛に、勤行・唱題したあと、「四条金吾殿御返事」を拝した。 そして、冒頭の「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるよ…

小説「新・人間革命」大道 28 2015年3月14日

山本伸一は、岐阜県多治見市の東濃文化会館に向かう途中、名古屋市守山区内にある、喫茶店に立ち寄った。 店を切り盛りする学会員と、その家族、そして、地元の支部長らを励ますためであった。 〝たとえ短時間でも、できることは全力を尽くして、すべてやろ…

小説「新・人間革命」大道 27 2015年3月13日

山本伸一は、東濃文化会館に向かうため、車に乗ると、すぐに、「この道の歌」の歌詞を取り出し、同乗した峯子に言った。 「まだ、推敲したいんだよ」 車が走りだすと、歌を録音したカセットテープをかけてもらった。そして、しばらく考え込んだあと、顔を上…

小説「新・人間革命」大道 26 2015年3月12日

山本伸一は、翌七月二十八日午後一時半、東濃に出発する直前、中部文化会館で、創価大学、東京の創価学園、関西の創価女子学園に学ぶ学生・高等部、卒業生の男女青年部の代表と、記念のカメラに納まった。 夏季休暇を利用し、帰省していた人たちなどであった…

小説「新・人間革命」大道 25 2015年3月11日

山本伸一は、強い確信を込めて訴えた。 「日蓮大聖人は、『如説修行』すなわち、仏の説の如く修行せよと叫ばれた。 私たちは現代にあって、末法の御本仏であられる大聖人の仰せ通りに広宣流布を進めてきました。 苦悩に打ちひしがれていた私たちが、御本尊に…

小説「新・人間革命」大道 24 2015年3月10日

山本伸一は、諄々と語っていった。 「日蓮大聖人は『法妙なるが故に人貴し』(御書一五七八p)という原理のうえから、『一閻浮提第一の聖人』(同九七四p)であることは明らかです。 しかし、その御境地をそのまま語り、御自身を宣揚すればどうなるか。 そ…

小説「新・人間革命」大道 23 2015年3月9日

「中部の日」記念幹部会は、山本伸一の司会・進行によって、笑いと歓喜の集いとなった。彼は、言葉をついだ。 「次は、参加者の皆さんが、男性陣、女性陣に分かれて、交互に歌ってはどうですか」 この提案を受けて、男性の参加者が立って、「この道の歌」を…