2018-02-24から1日間の記事一覧

【第8回】協議・連携が広布躍進の要 (2018.2.21)

四条金吾殿に見参候はば能く能く語り給い候へ、委くは又又申すべく候(椎地四郎殿御書、1449ページ) (通解) 四条金吾殿に会われたなら、よくよく語っていきなさい。 くわしくは、また申しあげる。 同志への指針 同志との異体同心の語らいが、いかに大切…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 六十五 2018年2月24日

上空から見た秋田は、美しき白銀の世界であった。 一九八二年(昭和五十七年)一月十日午後二時過ぎ、山本伸一たちを乗せた飛行機は、東京から約一時間のフライトで、秋田空港に到着した。 「こんな真冬に行かなくても」という、周囲の声を退けての、約十年…

小説「新・人間革命」  勝ち鬨 六十四 2018年2月23日

山本伸一は、目黒平和会館での懇談会で、参加者の報告に耳を傾けた。 目黒の同志は、傲慢で冷酷な正信会僧らの攻撃によって、さんざん苦しめられてきた。 それは、まさしく、学会の発展を妬んだ、広布破壊の悪行であった。 伸一は、目黒の幹部に語った。 「…

小説「新・人間革命」  勝ち鬨 六十三 2018年2月22日

元日、山本伸一は、神奈川文化会館で午前と午後にわたって新年勤行会に出席したあと、静岡県へ向かった。 翌二日は、宗門の総本山での諸行事に参加した。 三日には、静岡研修道場で静岡県の代表幹部を激励し、四日、五日は、自ら教育部の新春研修会を担当す…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 六十二  2018年2月21日

山本伸一は、創価高校のサッカー部員と共に記念のカメラに納まった。 全国選手権大会に出場するのは、初めてのことである。 伸一は、選手たちに声をかけた。 「いつも通りに、伸び伸びとね」 メンバーは、肩に余計な力が入っていたのが、すっと抜けるような…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 六十一  2018年2月20日

闇を破り、赫々と青年の太陽は昇る。 清らかな瞳、さわやかな笑み、満々たる闘志、みなぎる力──青年は希望だ。若人が躍り出れば、時代の夜明けが訪れる。 一九八二年(昭和五十七年)──学会は、この年を、「青年の年」と定め、はつらつと二十一世紀へのスタ…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 六十  2018年2月19日

山本伸一は、全国を回り、正信会僧の攪乱に苦しめられてきた同志を励まし、共に二十一世紀への出発を期そうと心に決めていた。 小田原と御殿場は、神奈川県と静岡県に分かれているが、江戸時代には、共に小田原藩領であった。 また、両地域の同志は、「日本…