2008-01-25から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 SGI20  1月25日

山本伸一は、さらに、対談の最終日にトインビー博士にアドバイスを求めた際の、博士の言葉を紹介した。 「博士は大きく手を振って『何もない』と答えました。私は学者であり、実践家ではない、意見を述べるなど、おこがましいと言うのです。 そして、『世界…

小説「新・人間革命」 SGI19 1月24日

山本伸一は、世界五十一カ国・地域から集った参加者の労を深くねぎらい、世界平和会議の意義について語っていった。 「ある面から見れば、この会議は小さな会議であるかもしれない。また各国の名もない代表の集まりかもしれません。 しかし、幾百年後には今…

小説「新・人間革命」 SGI18  1月23日

日本を代表して、前年の十月に理事長になった十条潔があいさつしたあと、IBL(国際仏教者連盟)の名誉総裁となった宗門の日達法主の話となった。 「このような国際会議は三千年の仏法史上、未曾有の出来事であり、まことに喜ばしいかぎりであります」 彼…

小説「新・人間革命」 SGI17 1月22日

世界平和会議は、代表のあいさつに移った。 アジア代表の香港のメンバーは、一月十九日に文化祭を開催し、香港社会に平和の波動を広げたことを報告した。 ヨーロッパ代表のフランスのメンバーは、毎年、全ヨーロッパの同志が一堂に集い、欧州家族祭を開催し…

小説「新・人間革命」 SGI16  1月21日

平和宣言を読み上げる声が会場に響いていた。 「一、平和創出のために、政治や経済の絆より強いものは、生命の尊厳に目覚めた民衆と民衆の心と心の連帯である。したがってわれわれは、平和を愛するあらゆる国のあらゆる人びとと強き連帯の絆を結んでいく。 …

小説「新・人間革命」 SGI15 1月19日

世界平和会議の会場は、山本伸一SGI会長誕生の喜びの余韻に包まれていた。 待ちに待った、世界広宣流布のリーダーが決まったのだ。誰もが高鳴る胸の鼓動を感じていた。 議長は深呼吸を一つすると、再び話を続けた。 「さて、われわれが本日、ここに集った…

08年1月22日 聖教新聞 台湾 雲林科技大学「名誉管理学博士号」授与式から

08年1月22日 聖教新聞 台湾 雲林科技大学「名誉管理学博士号」授与式から 林学長の授与の辞 池田先生は日本を代表する 生命尊厳 人類貢献の思想家 本日、私は光栄にも、雲林科技大学を代表し、本学創立以来、初めての「名誉管理学博士」を、世界平和と…

きょうの聖教新聞  2008・1・25

★名字の言 ▼一枚の写真がある。池田名誉会長を中心に、「大阪事件」で共に戦った同志が写っている。裏には「前進」と書かれていた ▼昭和35年5月8日、第3代会長就任直後に行われた関西総支部幹部会の終了後、池田会長は語った。「事件が解決したら、一緒…