2008-01-29から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 SGI23  1月29日

入信したディーター・カーンは、いやいやながらではあったが、勤行を実践してみた。 すると不眠症が治り、熟睡することができた。また、娘が校庭の鉄棒から落ちて、病院に運ばれたが、怪我がなかったなどの現証が重なった。 “これが、仏法の力なのか!” 彼は…

小説「新・人間革命」 SGI22  1月28日

避難民の列は延々と続いていた。自動車やオートバイは軍に接収されたために、皆、生活必需品を背負い、ひたすら歩くしかなかった。 季節は真冬である。零下一○度を下回る日もあった。飢えと寒さで、老人や病人、赤ん坊などが次々と死んでいった。それは、地…

小説「新・人間革命」 SGI21  1月26日

立ち上がって盛んに拍手を送るメンバーの胸には、山本伸一の「全世界に妙法という平和の種を蒔いて、その尊い一生を終わってください」との言葉がこだましていた。 皆が、その決意をかみしめていた。 西ドイツ(当時)から、ただ一人参加していたディーター…

2008年2月号 巻頭言

「仏法即社会」の賢者たれ! 創価学会名誉会長 池田 大作 仏法は 即ち 世間の法なれば 社会の中で 仏になるなり 連祖大聖人は、「観心本尊抄」において厳然と宣言なされた。「天 晴れぬれば 地明らかなり 法華を識る者は世法を得可きか」(254ページ) 真…

「SGIの日」記念提言 語句の解説

「SGIの日」記念提言 語句の解説 注1 文明の同盟フォーラム スペインとトルコの両首相の共同提案を受けて、2005年9月に国連のアナン事務総長が「文明の同盟に関するハイレベルパネル」を設置。2006年11月にまとめられた最終報告の成案を踏まえ、第1回の…

2008年1月26日 聖教新聞  第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』上

2008年1月26日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』上 自己規律に基づく骨太な人間讃歌 人間不信や閉塞感の遍満する現代から見れば、まさに隔世の感を深くします。静かにそれは、近代文明の"夜明け""揺藍"の時代の、ユ…

2008年1月26日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 上-2

2008年1月26日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 上-2 人間主義の立つ普遍的な足場 ジイドは大仰な言い方を嫌うかもしれないが、明快にして要を得た、まさに人間主義宣言ともいうべき歴史的留言であります。ジイ…

きょうの聖教新聞  2008・1・29

★名字の言 ▼「寒い最中でも同志のもとへ、励ましの歩みを重ね、“勇気と希望の香り”を届ける。学会員はまるで『蝋梅』のようですね!」。激励に訪れた壮年宅の庭先に植えられた蝋梅。その馥郁とした香気と、寒中にも凛と咲く姿に触れ、ふともらしたメンバーの…