2013-06-22から1日間の記事一覧

【第32回】 青年の熱と力が時代を開く (2013.6.19)

青年こそ変革の原動力 いつの時代をみても、常に青年の熱と力とが、時代を動かし、新しい歴史を創ってきた。 戸田先生は、戦後の荒廃の中、平和社会の建設を決意され、共に戦い、先駆を切ってくれる「旗持つ若人」を呼び出された。 広宣流布は、地涌の青年が…

【第31回】 創価の全権大使たれ     (2013.6.5)

勇気こそ青年の特権 青年の魂は勇気である。鋭敏さも、大胆さも、快活さも、すべて青春の特権だ。 戸田先生は、26歳の青年の私を、学会の初代の渉外部長に任命された。重要な人物との交渉も「大作、行ってこい」と託された。 私は、恩師の名代として、多くの…

【第4回】  颯爽とわが使命の道を (2013.6.17)

日蓮生れし時より・いまに一日片時も・こころやすき事はなし、此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり(上野殿御返事、1558㌻) 通解 日蓮は、生まれた時から今に至るまで、一日片時も心の安まることはなかった。ただ、この法華経の題目を弘めようと思う…

【第3回】 「負けじ魂」で断じて進め(2013.6.9)

此法門を日蓮申す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然《しかれ》どもいまだこりず候(曾谷殿御返事、1056㌻) 通解 この法門を日蓮が説くので、「忠言は耳に逆らう」というのが道理であるから、流罪にされ、命の危険にも及んだの…

小説「新・人間革命」 奮迅 42 2013年6月22日

青年が伸び伸びと元気に活躍している組織には活力がある。前進がある。未来がある。 三月四日、山本伸一は、立川文化会館で行われた、東京青年部の男女部長会に出席した。 彼は、『自分の生命を削ってでも、青年を育成しなければならぬ』と決意していた。 こ…

小説「新・人間革命」 奮迅 40 2013年6月20日

山本伸一は、信越男子部幹部会に集ったメンバーに、期待と信頼の眼差しを注ぎながら、言葉をついだ。 「皆、さまざまな境遇で、苦労し、呻吟しながら生きている。それが、現実です。絵に描いたような華やかな人生なんてありません。そんなものは幻想です。 …

小説「新・人間革命」 奮迅 39 2013年6月19日

山本伸一は、ここで、創価学会の運動の意義に言及していった。 「事実上、学会は日本一の大教団となり、職業も年齢も異なる、まことに多種多様な人びとが集っております。 そのなかには、すぐに感情的になってしまう人や、非常識な人もいるかもしれない。 す…

小説「新・人間革命」 奮迅 38 2013年6月18日

人生は波瀾万丈であり、悪戦苦闘しながら進んでいかなければならない日々もある。 しかし、その試練に挑み立つ時、自らが磨かれ、鍛えられ、強く、大きく、成長していくのである。 山本伸一は、一段と強い語調で語った。 「悪戦苦闘は、われらにとって、避け…

小説「新・人間革命」 奮迅 37 2013年6月17日

二月十九日午後二時半、信越男子部幹部会の会場である立川文化会館に、山本伸一の闘魂に満ちあふれた力強い声が響いた。 「『さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ』(注) これは、ホイットマンの詩集…

小説「新・人間革命」 奮迅 36 2013年6月15日

二月度本部幹部会が行われた翌日の二月十九日、信越から東京・立川文化会館に男子部員が集ってきた。 佐渡から海を越えてきた人や、長靴姿で雪深い山村から駆けつけてきた人もいる。 どの顔も頬は紅潮し、求道と時代建設の息吹に満ちあふれていた。 立川文化…