2016-04-02から1日間の記事一覧

【第9回】誠実と忍耐で勝ち光れ  (2016.4.1)

仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり (諸経と法華経と難易の事、992ページ) (通解) 仏法は体であり、世間は、その影のようなものである。体が曲がれば影はななめになる。 同志への指針 春4月。新社会人の友も、新天地で出発の友…

【第8回】人間王者の凱旋の道を! (2016.3.22)

法華経の行者あらば必ず三類の怨敵あるべし、三類はすでにあり法華経の行者は誰なるらむ、求めて師とすべし一眼の亀の浮木に値うなるべし (開目抄、230ページ) (通解) 法華経の行者がいれば、必ず三類の怨敵が現れる。三類の怨敵は、すでにいる。 法…

【第11回】威風堂々と師弟の桜道を  (2016.4.2)

爛漫と 師弟の勝ち鬨 桜かな わが師・戸田先生の祥月命日を前に、師弟原点の地・大田区の文化会館で、懇ろに報恩感謝の勤行を行った(3月30日)。 先生は桜がお好きであった。厳寒の冬を耐えて咲き誇る桜花のごとく、大難を越え、爛漫たる広布と人生の凱…

【第4回】 正義の王者の誇り (2016.3.30)

広布の使命に青年よ立て 「魂の炎のバトン」握り拡大の春へ! 兵庫池田文化会館から復興の神戸市内を望む。左手奥には赤い神戸ポートタワーがそびえる(2000年2月、池田SGI会長撮影) 「創価学会は宗教界の王者である!」 昭和三十三年(一九五八年…

小説「新・人間革命」 力走9 2016年4月2日

山本伸一は、集った支部長・婦人部長の人生の勝利を祈りながら話を続けた。 「“自分が生きるのに精いっぱいで、他人のことなど、とてもかまってはいられない”というのが、大多数の人の生き方です。 そのなかで皆さんは、自らもさまざまな苦悩と闘いながら、…

小説「新・人間革命」 力走8 2016年4月1日

群馬センターには、練習のために合唱団のメンバーが集っていた。 合唱団の関係者が、県歌「広布の鐘」の録音テープを聴いて譜面に起こし、直ちに練習が開始された。 さらにその後、山本伸一から群馬センターに伝言が届いた。 「歌は時代を変えていく。群馬の…

小説「新・人間革命」 力走7 2016年3月31日

山本伸一は、群馬の歌「広布の鐘」の歌詞を届けてもらう時、伝言を添えた。 「作曲も、私の方で依頼しておきます。曲ができたら、すぐに伝えます」 群馬のメンバーは、一日千秋の思いで、曲の完成を待った。 十一月二十一日夜、群馬センターでは、県幹部らが…

小説「新・人間革命」 力走6 2016年3月30日

山本伸一は記念提言で、「恵まれない、最も光の当たらない人びとのなかに、率先して入り、対話していく」ことこそ、一個の人間を大切にする具体的実践であり、それが「即『地方の時代』の先駆け」となると訴えた。 その言の通りに彼も行動を開始したのだ。 “…

小説「新・人間革命」 力走5 2016年3月29日

記念提言の最後に、山本伸一は、十四世紀から十六世紀にヨーロッパで起こったルネサンス運動について論じた。 ──ルネサンスは、一切に君臨していた絶対神を個人の内面へおろした、画期的な時代の流れであったといってよい。 しかし、教会を中心とした中世的…

小説「新・人間革命」 力走4 2016年3月28日

記念提言は、核心に入っていった。 山本伸一は、今や世界は一体化しており、なかでも自然・環境破壊は、一国や一地域を越えて、全地球に壊滅的な影響をもたらすと警告を発した。 そして、各国の英知を結集して、全地球的規模において人類が生き延びる方策を…