2017-12-02から1日間の記事一覧

【第96回】 会うことが広宣流布 (2017.11.30)

書は言を尽さず言は心を尽さず事事見参の時を期せん(太田入道殿御返事、1012ページ) (通解) 書は言葉の全てを言い尽くすことはできない。 言葉もまた心を残らず表し尽くすことはできない。 さまざまな事柄は、会った時を期して話すことにしたい。 同志…

「身近な人」こそ大切に 2017年11月26日

現代世界にあって、「対話の文明」の構築こそ、不可欠かつ緊急の課題である。 その「対話の文明」とは、決して遠くにあるのではない。 それは、身近な隣人の方々と、胸襟を開いて向き合い、語り合っていくことから始まる。 誠実に、粘り強く、対話を貫き、新…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七十八 2017年12月2日

世界平和文化祭は、開催国アメリカの音楽と踊りに移った。 カウボーイハットを被ってのウエスタンダンス、ハワイアンダンス、さらに、チャールストン、ジルバ、タップダンスと、陽気で賑やかなアメリカンダンスの世界が繰り広げられていく。 一転。暗くなっ…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七十七 2017年12月1日

六月二十八日、二十一世紀へと羽ばたく歴史的な第一回世界平和文化祭が開催された。 シカゴ郊外にある会場のローズモント・ホライゾン(後のオールステート・アリーナ)には、世界十七カ国の在米大使館関係者をはじめ、各界の来賓、各国のSGIメンバーの代…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七十六 2017年11月30日

山本伸一は、六月二十五日午後五時(現地時間)、百五十人ほどのメンバーに見送られ、カナダのトロント国際空港を発ち、約一時間半の飛行でアメリカのシカゴに到着した。 シカゴでは、二十八日に、今回の北米訪問の最も重要な行事となる、第一回世界平和文化…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七十五 2017年11月29日

誰からも、賞讃、顕彰をされることがなくとも、仏法という生命の因果の法則に照らせば、広宣流布のための苦労は、ことごとく自身の功徳、福運になる。 仏は、すべて見通している。それが「冥の照覧」である。 したがって、各人の信心の在り方としては、人が…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七十四 2017年11月28日

山本伸一は、隣にいた妻の峯子に言った。 「ローラ・セコールの生き方は、学会の婦人部に似ているね。 彼女は、英軍を救うために恐れなく、勇敢に行動した。 そこには、強い信念と勇気がある。 しかも、大功労者でありながら、威張ったり、権威ぶったりする…

小説「新・人間革命」暁鐘 七十三 2017年11月27日

1813年、アメリカとイギリスの間で、英領北アメリカ(後のカナダの一部)をめぐって、戦争が続いていた。 ローラ・セコールの住むクイーンストンも激戦地となり、夫は英軍として戦い、負傷してしまう。 セコールの家は米軍に徴用され、士官の宿舎として使わ…