2018-02-12から1日間の記事一覧
「持続の祈り」で勝ち進め 全国各地で、男子部大学校の誉(ほま)れの一期生が勇み立った。 天の時に躍(おど)り出た地涌の若人(わこうど)たちは、何と頼もしいことか。 御聖訓に、「受(う)くるは・やすく持(たも)つはかたし・さる間(あいだ)・成仏は…
御痛みの事一たびは歎き二たびは悦びぬ (太田入道殿御返事、1009ページ) (通解) (病気で)お痛みのことについて、ひとたびは嘆き、ふたたびには悦んだ。 同志への指針 大聖人は、門下の病の報告に同苦され、わが身のことと祈ってくださった。 その上…
山本伸一は、イギリスの首相チャーチルの姿を通し、指導者の在り方を語っていった。 第二次世界大戦中、ヒトラーのナチス・ドイツは、イギリスの首都ロンドンを爆撃した。 焼け跡に現れたチャーチルは、悠々と葉巻をくわえ、指でVの字をつくって歩いた。 そ…
山本伸一が熊本支局で待っていると、ほどなく明十四日付の「聖教新聞」の早版が届いた。 彼は、すぐにページを開いた。 二・三面に見開きで掲載された、竹田の同志との記念写真が目に飛び込んできた。 これほどの大きな写真の扱いは異例である。 一人ひとり…
ここで山本伸一は、今回の宗門事件のなかで、学会の組織を攪乱するなどした幹部がいたことから、その共通性に言及していった。 「これまで、私の側近であるとか、特別な弟子であるなどと吹聴し、皆に迷惑をかけた幹部が一部におりました。 結局、私を利用し…
十二月十三日昼、山本伸一は、学会員が営む喫茶店で、五十人ほどの各部の代表と懇談会をもち、さらに南九州婦人会館を視察して熊本文化会館に戻ると、会館を訪れる人と相次ぎ記念撮影した。 夜には、熊本文化会館での会館落成五周年を記念する県幹部会に出席…
山本伸一は、言葉をついだ。 「人生という空路を飛んだ飛行機は、やがて着陸の時を迎える。飛行機は着陸が最も難しいともいわれている。 いわば、人生でいえば、総仕上げの年代であり、まさに一生成仏への滑走路に入れるかどうかです。 この総仕上げの時を、…
山本伸一は、野中広紀の傍らに立つと、彼の体をさすりながら語りかけた。 「強く生きるんですよ。使命のない人はいません。自分に負けない人が勝利者です」 野中は、慰めではない、生命を鼓舞する励ましの言葉を、初めて聞いた思いがした。 さらに翌日、彼の…