2018-02-12から1日間の記事一覧

【第31回】 新たな人材育成の潮流を (2018.2.7)

「持続の祈り」で勝ち進め 全国各地で、男子部大学校の誉(ほま)れの一期生が勇み立った。 天の時に躍(おど)り出た地涌の若人(わこうど)たちは、何と頼もしいことか。 御聖訓に、「受(う)くるは・やすく持(たも)つはかたし・さる間(あいだ)・成仏は…

【第6回】健康革命の日々を (2018.2.9)

御痛みの事一たびは歎き二たびは悦びぬ (太田入道殿御返事、1009ページ) (通解) (病気で)お痛みのことについて、ひとたびは嘆き、ふたたびには悦んだ。 同志への指針 大聖人は、門下の病の報告に同苦され、わが身のことと祈ってくださった。 その上…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 五十四 2018年2月12日

山本伸一は、イギリスの首相チャーチルの姿を通し、指導者の在り方を語っていった。 第二次世界大戦中、ヒトラーのナチス・ドイツは、イギリスの首都ロンドンを爆撃した。 焼け跡に現れたチャーチルは、悠々と葉巻をくわえ、指でVの字をつくって歩いた。 そ…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 五十三 2018年2月10日

山本伸一が熊本支局で待っていると、ほどなく明十四日付の「聖教新聞」の早版が届いた。 彼は、すぐにページを開いた。 二・三面に見開きで掲載された、竹田の同志との記念写真が目に飛び込んできた。 これほどの大きな写真の扱いは異例である。 一人ひとり…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 五十二 2018年2月9日

ここで山本伸一は、今回の宗門事件のなかで、学会の組織を攪乱するなどした幹部がいたことから、その共通性に言及していった。 「これまで、私の側近であるとか、特別な弟子であるなどと吹聴し、皆に迷惑をかけた幹部が一部におりました。 結局、私を利用し…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 五十一 2018年2月8日

十二月十三日昼、山本伸一は、学会員が営む喫茶店で、五十人ほどの各部の代表と懇談会をもち、さらに南九州婦人会館を視察して熊本文化会館に戻ると、会館を訪れる人と相次ぎ記念撮影した。 夜には、熊本文化会館での会館落成五周年を記念する県幹部会に出席…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 五十 2018年2月7日

山本伸一は、言葉をついだ。 「人生という空路を飛んだ飛行機は、やがて着陸の時を迎える。飛行機は着陸が最も難しいともいわれている。 いわば、人生でいえば、総仕上げの年代であり、まさに一生成仏への滑走路に入れるかどうかです。 この総仕上げの時を、…

小説「新・人間革命」 勝ち鬨 四十九 2018年2月6日

山本伸一は、野中広紀の傍らに立つと、彼の体をさすりながら語りかけた。 「強く生きるんですよ。使命のない人はいません。自分に負けない人が勝利者です」 野中は、慰めではない、生命を鼓舞する励ましの言葉を、初めて聞いた思いがした。 さらに翌日、彼の…