2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2009・1・14

★名字の言 ▼ドイツの詩人に、こんな作品がある。「心に太陽を持て。/あらしが ふこうと、/ふぶきが こようと、/天には黒くも、/地には争いが絶えなかろうと、/いつも、心に太陽を持て」(山本有三訳『心に太陽を持て』ポプラ社)。どんなときも、明るく力強…

きょうの聖教新聞  2009・1・13

★名字の言 ▼小説『新・人間革命』に綴られている松下幸之助は、言わずと知れた「経営の神様」。だが、こう呼ばれた方に、本人は迷惑そうであった。経営の秘訣を尋ねられるも、「まるで、私が経営の会様か、金儲けの天才でもあるかのような質問ぜめである」と…

御書 十大部 五大部ー概略(下)

法華取要抄:御書P331~338 文永一一年(一二七四年)五月二四日、日蓮大聖人が五三歳の時、身延から富木常忍に与えられた書。法華経の要中の要である三大秘法の南無妙法蓮華経が末法弘通の本尊であることを明かされている。日蓮正宗第二六世日寛上人の取要…

御書 十大部 五大部ー概略(上)

十 大 部 日蓮大聖人の御書の中、最も重要な十編のこと。 日蓮正宗第二祖日興上人の選定。 唱法華題目抄・立正安国論・開目抄・観心本尊抄・撰時抄・報恩抄・法華取要抄・四信五品抄・下山御消息・本尊問答抄の十抄をいう。 五 大 部 日蓮大聖人の御書中、最…

きょうの聖教新聞  2009・1・12

★名字の言 ▼突然の夕立に身重の女性が、おなかをかばうように並木の下で雨をしのいでいた。そこへ赤信号で止まった車も助手席から、青年が傘を手に駆け寄った。女性が会釈をして受け取ると、青年は小走りで車へ。この光景を見ていた他のドライバーたちは、優…

小説「新・人間革命」  1月9日 新世紀41

山本伸一は、「立正安国」という原理のもとに、仏法の人間主義の哲学をもって、文化・平和・教育の創造に寄与するため、これまで民主音楽協会や公明党を設立し、この四月には創価大学を開学したことを語った。 松下幸之助は「立正安国」という考え方に強く共…

小説「新・人間革命」  1月8日 新世紀40

午前十一時過ぎから始まった式典の後、山本伸一と峯子は、まず野点で松下幸之助を歓迎し、さらに場所を移して室内で懇談した。 松下は、精神が荒廃し、人びとが志を失いつつあることへの憂慮を語った。 「これでは、日本はよくなりまへん……」 伸一は言った。…

小説「新・人間革命」1月7日 新世紀39

一九七〇年(昭和四十五年)の十一月十二日夜、東大阪市の市立中央体育館で開催された関西文化祭の来賓席にも、松下幸之助の姿があった。 文化祭の途中、松下は、わざわざ山本伸一の席まで来て、かがみながら丁重に告げた。 「本日は、お招きいただき、誠に…

小説「新・人間革命」  1月6日 新世紀38

東京文化祭の演技に感嘆した松下幸之助は、こう記している。 「社会混乱といっていい今日に、これほどのことができるということに、私はまことに感銘を深くした。そして、創価学会の真価というものを認識するとともに、そういうことができる人間の心というか…

小説「新・人間革命」 1月5日 新世紀37

山本伸一と松下幸之助の最初の出会いは、一九六七年(昭和四十二年)十月、国立競技場で行われた東京文化祭でのことであった。 この時、松下は、大阪から、わざわざ東京まで足を運んだのである。 松下が育ててきた社員のなかに学会員がいた。彼は、その社員…

小説「新・人間革命」  1月1日 新世紀36

晴れ渡る天空に、勝利の旗を靡かせよ! 「仏法と申すは勝負をさきとし」(御書一一六五ページ)と。ゆえに、真実の仏法者たるわれらには、「勝利王」たる使命があるのだ。 君よ、目覚めよ。この世のわが使命に! なんのための人生か――。 絶望の溜め息に明け…

2009年1月7日 聖教新聞  人間世紀の光 176 勝利の一年を共々に 下  山本 伸一

2009年1月7日 聖教新聞 人間世紀の光 176 勝利の一年を共々に 下 山本 伸一 世界に「人間革命」の希望の光を! 青年よ 希望に生き抜け 勝ちまくれ! この一月二日、おかげさまで、私は元気に八十一歳の誕生日を迎えた。 日本中、世界中からお祝いの…

2009年1月6日 聖教新聞 人間世紀の光 175 勝利の一年を共々に 上  山本 伸一

2009年1月6日 聖教新聞 人間世紀の光 175 勝利の一年を共々に 上 山本 伸一 君よ 富士の如く 巍巍(ぎぎ)堂々と! 「地涌」の大生命力で 勇敢に壁を破れ 二〇〇九年の元朝──。 富士宮をはじめ各地のわが同志が、勇み立つ勢いで、朝日に輝く富士山…

きょうの聖教新聞  2009・1・11

★名字の言 ▼牧口初代会長が、獄中で精読したカントは、人間が陥りやすい究極の、かつ見分けがたい「悪」を考察した。我執(エゴイズム)が「うぬぼれ」となって現れるときである ▼弱者の味方のような顔をして、世間の喝采を浴びながら、ひそかに自らの名誉欲…

きょうの聖教新聞 2009.1.10

★名字の言 ▼「クモの糸にぶら下がる」-芥川龍之介の小説を彷彿させる難題に、実際に挑戦した人がいる。奈良県立医科大学の大崎茂芳教授。試行錯誤の末、人間がぶら下がるのに必要な量のクモの糸を採取。3年前、長年の夢を実現させた ▼その過程で様々な発見…

きょうの聖教新聞  2009・1・9

★名字の言 ▼澄み切った冬の夜空。見上げれば、満天に星がきらめく。今年は「世界天文年」。天文学の父ガリレオ・ガレイが、1609年に望遠鏡で天体観測を行ってから400年になる ▼ローマ教皇丁から地動説を異端審問されながらも、真理を求め続けてガリレ…

きょうの聖教新聞 2009・1・8

★名字の言 ▼エッセー「父の根気」(城山三郎著『打たれ強く生きる』所収、日本経済新聞社刊)の中に、ある芥川賞作家の父親の話がつづれれている ▼作家は、高校時代にぐれて、警察の世話になった揚げ句、郷里を捨てて東京へ出た。そこへ、父親から葉書が届き…

きょうの聖教新聞  2009・1・7

★名字の言 ▼新年も、はや1週間。日々の挑戦目標を立て、“今年こそは!”と挑んでいる人も多いだろう ▼池田名誉会長は語っている。「『三日』坊主も、『十回』やれば、『一ヶ月』やったことになる。一日でも二日でも、やった分だけ、自分が得する」(『希望対…

きょうの聖教新聞  2009・1・6

★名字の言 ▼今年は池田名誉会長が1974年に中国、ソ連(当時)を初訪問して35周年。両国に架けた「教育・文化」の橋は今、いや増して輝いている ▼かつてソ連がアフガニスタンを侵攻した際、ロシア語を学んでいた創価大生たちは不安を抱いた。この国の言…

きょうの聖教新聞  2009・1・4

★名字の言 ▼正嘉の大地震、北条一門の同士討ち、蒙古襲来ー大聖人は最悪の事態が続く時代を喝破された。「大悪は大善の来るべき瑞相である。世の中が乱れた時こそ、世界広宣流布という大善が到来する。決して悲嘆すべきではない」(御書1467ページ、趣意…

2009年1月1日付 聖教新聞 池田大作──その行動と軌跡 第1回 若き指導者は勝った-1

2009年1月1日付 聖教新聞 池田大作──その行動と軌跡 第1回 若き指導者は勝った-1 日本正学館 1 昭和二十四年一月三日──ドラマは六十年前、恩師の会社に初めて出勤した日から始まった 池田青年の十年 総武線の水道橋駅で降り、東京・千代田区の神田…