2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
広宣流布の新しいリーダーが、各地で躍り出ている。 日蓮大聖人は、「教主釈尊の勅宣を頂戴して此の国に来れり」(御書1121ページ)と仰せになられた。 我らは、御本仏から頂戴した使命を担い、それぞれの宿縁の国土に来たのだ。 この一点を深く自覚すれば、…
山本伸一は、この二十年間でイタリアの創価学会が目覚ましい発展を遂げたことが、何よりも嬉しかった。 会場に、役員として走り回る小柄な日本人壮年がいた。 十四年前のイタリア訪問の折、ローマのホテルのエレベーターで励ました小島保夫である。 当時、美…
周囲には木々が茂り、薫風が吹き抜けるなか、イタリア広布二十周年を記念する友好文化総会が始まった。 特設された舞台の正面には、太陽と、陽光を浴びて育つ動物や樹木、花が描かれている。 その舞台で、ナポリのメンバーによる伝統舞踊をはじめ、ローマ、…
雲一つない抜けるような青空が広がった。 三十一日午後、山本伸一が出席して、フィレンツェ郊外のセッティニャーノにある庭園で、イタリア広布二十周年を記念する友好文化総会が開催された。 これには、イタリア各地から集ったメンバー七百人のほか、日本か…
山本伸一は、今日、ルネサンスの理想を実現するために著名な思想家たちは、「新人間主義」「人間性革命」などを提唱し、人間自身の変革に最大の関心を寄せていることに言及した。 そして、それなくしては、人間が時代と社会の主役となり、真の幸福を手にして…
山本伸一は、青年たちに、未来を託す思いで語っていった。 若き力が、いかんなく発揮されてこそ、新しい時代は開かれるからだ。 「ルネサンスには、人間の解放があり、自由があり、それは、人間という原点への目覚めをもたらし、まことに新しき時代を打ち立…
巻頭言 わが地域を栄光の寂光土に 池田大作 わが地域の広宣流布を一歩前進させる。そのために、どれほど深い祈りがあり、人知(ひとし)れぬ苦闘(くとう)があることだろうか。この尊(とうと)い一歩から、全ては始まる。 それは「立正安国」の拡大(か…
「大願」に立たずして、 偉大な開拓は成し得ない。 開拓精神とは、 広宣流布の理想に生き抜く不動の自覚に立つことだ。 決して現実の壁に怯まず、 断固として、臆病の壁を破る勇気だ。 昨日よりは今日、 今日よりは明日と、新しき戦野に挑みゆく闘魂だ。 勇…
「生命の世紀」の開拓者《パイオニア》たれ! ──先月、創価大学で「全国未来部夏季研修会」「首都圏中等部夏季研修会」が行われました。 未来部の研修会では、さまざまな分野で活躍する先輩方が講演する「ドリームブース」が大好評でした。 池田先生 うれし…
言葉の力で友を笑顔に! ──「未来部躍進月間が明るくスタートしました(8月31日まで)。メンバーは夏の太陽のように元気いっぱい、勉学に、部活動等に努力を重ねています。 中学•高校の3年生は、 進路を決める重要な時期を迎えています。 池田先生 みんな、…
抜苦与楽の専門家《スペシャリスト》たれ 創価の人権闘争 「誰もが人間らしく幸福に生きる権利」が最も尊重される社会を ──みんなで「夢の翼」を広 ける連載は、今回からいよいよ、具体的な仕事や職業に光を当てていきたいと思います。 池田先生 愛する未来…
相手の側に立つ国際人たれ ──前回は、夢を持つことの素晴らしさや、働く意義などについて語っていただきました。 未来部の友から、「自分にしか果たせない夢を見つけます」「夢は大きく! そのために目の前の課題にベストを尽くします」など、数多くの決意の…
必ず開ける! 君の使命の舞台が ──新しい「未来対話」、本当にありがとうございます。未来部の友から、喜びの声が数多く届いています。 池田先生 みんなのためだったら、何でもしてあげたい。未来部の皆さんの前進こそが、私の希望だからです。 さあ、大いに…
仏法渡って今に七百余年前代未聞の大法此の国に流布して月氏・漢土・一閻浮提の内の一切衆生仏に成るべき事こそ有り難けれ有り難けれ (教行証御書、1283ページ) (通解) 日本に仏法が渡ってから今、七百余年になる。 前代未聞の大法が、この国に流布し…
いかにも・いかにも追善供養を心のをよぶほどはげみ給うべし、古徳のことばにも心地を九識にもち修行をば六識にせよと・をしへ給う・ことわりにもや候らん(上野殿後家尼御返事、1506ページ) 〈通解〉 何としても、追善供養を心の及ぶ限り、励まれるの…
青い空が広がり、太陽がまぶしかった。オーストリアのウィーンを発った山本伸一の一行は、五月二十八日午後三時(現地時間)、イタリアのピサ国際空港に到着した。 「ベンベヌート!」(ようこそ!) 瞳を輝かせ、太陽を思わせる朗らかさで、大勢のイタリア…
ベートーベンのアパートを、山本伸一は丹念に見て回った。 苦悩と戦いながら、優れた作品を生み出していった仕事部屋も見学した。彼の肖像画も飾られていた。 ベートーベンの作曲にかける執念は、すさまじいばかりであったといわれる。 一つの小節にも徹底し…
山本伸一は、二十七日、文部省を表敬訪問し、フレッド・ジノワツ副首相(文部相)と会談した。 彼は、後に首相となる。 ジノワツ副首相との語らいでも、ウィーン国立歌劇場が日本で公演したことが話題にのぼった。 伸一は、「これからも、文化・教育の交流を…
ウィーンの空港で山本伸一は、オーストリア支部長の永村嘉春に言った。 「あなたに会いにきました。弟子が必死に奮闘しているんだもの。 精いっぱい応援したいんだよ。もう大丈夫だよ」 ちょうどウィーンは音楽祭のシーズンであり、世界中から人びとが訪れて…
美しい田園風景が広がり、緑の木々を縫うようにして碧きドナウが流れる。 五月二十五日の午後四時(現地時間)、山本伸一たちは、ウィーンの空港に到着した。 伸一がオーストリア入りするのは、ヨーロッパ初訪問の時以来、二十年ぶりであった。 当時、メンバ…
ブルガリア時間の五月二十五日午後三時二十分、ソフィア国際空港を出発した山本伸一の一行は、一路、オーストリアの首都ウィーンへ向かった。 機中、伸一は、思った。 “今回のブルガリア訪問で植えた文化交流と友情の苗は、大地深く根を張り、幹を伸ばし、二…