2011-02-06から1日間の記事一覧

【第8回2】 桜梅桃李の個性<下> 2011年-1-15

人間は共に学び合って磨かれる 池田SGI会長 アカデミー・フランセーズの会員であった美術史家ルネ・ユイグ氏との語らいのなかで、私たちが得た一つの結論があります。 それは、さまざまな可能性をもった多くの人が、自らの才能を存分に発揮して、喜びや満…

【第8回1】 桜梅桃李の個性<上> 2011-1-14

ハンコック氏 音楽は“独自の音”をもつ戦い 池田SGI会長 「春のはじめ御喜び花のごとくひら(開)け」(御書1575ページ) これは、日蓮大聖人が弘安四年(一二八一年)の正月、青年門下・南条時光のお母さん(上野尼御前)に送られた御手紙の一節です…

小説「新・人間革命」 厳護 49 2月5日

人は、財や地位、健康、名誉など、相対的幸福を願い、求めて、努力するなかで、向上、成長していくことも事実である。 また、所願満足の仏法を持つ私たちは、強盛な信心によって、その願いを成就することができるし、それは、信仰の力の実証ともなろう。 し…

小説「新・人間革命」 厳護 48 2月4日

「諸法実相抄」講義で、山本伸一は、「流人なれども喜悦はかりなし」(御書一三六〇ページ)の御文を通し、絶対的幸福境涯について言及していった。 「日蓮大聖人は、流人という、まことに厳しく、辛い立場にあります。しかも、命を狙われ、いつ殺されるかも…

小説「新・人間革命」 厳護 47 2月3日

山本伸一は、「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり……」(御書一三六〇ページ)の御文では、「一人立つ」勇気の信心を力説した。 「いつの時代にあっても、絶対に変わらない広宣流布の根本原理が、『一人立…

小説「新・人間革命」 厳護 46 2月2日

山本伸一は、地涌の菩薩の本領とは何かについて、掘り下げていった。 「菩薩の本領は、『誓願』ということにあります。そして、地涌の菩薩の誓願とは、『法華弘通』にあります。ゆえに、心から周囲の人びとを幸せにしきっていく、広宣流布への『誓願』の唱題…

小説「新・人間革命」 厳護 45 2月1日

山本伸一の講義は、「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか、地涌の菩薩にさだまりなば釈尊久遠の弟子たる事あに疑はんや」(御書一三六〇ページ)に入った。 「『日蓮と同意』とは、大聖人と同じ心、同じ精神ということであります。 大聖人は、『日蓮生れし…

小説「新・人間革命」 厳護 44 1月31日

一月の五日付には、山本伸一の「諸法実相抄」講義の第三回が掲載された。 この回からは、弟子の信仰の在り方や、広宣流布への実践方法が説かれていく。 「いかにも今度・信心をいたして法華経の行者にてとをり、日蓮が一門となりとをし給うべし……」(御書一…

小説「新・人間革命」 厳護 43 1月29日

「諸法実相抄」講義で山本伸一は、大宇宙、社会の一切の現象は、妙法の姿であること、そして、御本尊は、大宇宙の縮図であり、根源であることを述べていった。 また、仏は、架空の抽象的存在ではなく、釈尊も、多宝仏も、妙法の力用の具体的表現であることを…

小説「新・人間革命」 厳護 42 1月28日

山本伸一は、「教学の年」を迎えるにあたって、新時代建設の教学運動を推進するには、どの御書から研鑽すべきか、熟慮を重ねた。そして、「諸法実相抄」講義をもって、スタートを切ることにしたのである。 日蓮大聖人が、本抄の「追申」で、「ことに此の文に…

小説「新・人間革命」 厳護 41 1月27日

戦後の創価学会再建にあたって、戸田城聖が、全精魂を注いできたのは、教学を一人ひとりの生命に打ち込むことであった。 戸田は、戦時中、軍部政府の弾圧で逮捕された二十一人の幹部のうち、会長の牧口常三郎と自分以外は、皆、退転するという一大痛恨事を体…

小説「新・人間革命」 厳護 40 1月26日

この一九七七年(昭和五十二年)を、創価学会が「教学の年」と定めたのは、山本伸一の提案によるものであった。 広宣流布の新章節を迎えた学会が、さらに大飛躍を期すためには、これまで以上に、全同志が、御書を心肝に染めなければならないと考えたからだ。…

小説「新・人間革命」 厳護 39 1月25日

日蓮仏法の大哲理は、創価学会員という市井の人びとのなかに、確固たる哲学、思想として、生き生きと脈打っている。 「強い思想を代表しているかぎり、人間は強い」(注)とは、精神分析の創始者フロイトの洞察である。 わが同志たちは、広宣流布の行く手を…

小説「新・人間革命」 厳護 38 1月24日

山本伸一は、釈尊が、いかにして法を説いていったかにも言及した。 「釈尊の八万法蔵という膨大な教説を、天台は、『五時八教』に判別しています。そう聞くと、精密に体系立てられた教理を思い浮かべ、釈尊も、そのカリキュラムに沿って説法したかのように受…