2013-11-02から1日間の記事一覧
毎日が君と私の「夢の出発点」 アフリカの環境の母 ワンガリ・マータイ博士 「未来」は、「今」にあるのです。将来、実現したい何かがあるなら、今、そのために行動しなければなりません ──いよいよ全世界の同志が待ち望んでいた総本部が完成し「世界広宣流…
智者とは世間の法より外《ほか》に仏法を行《おこなわ》ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり(減劫御書 、1466㌻) 通解 智者とは世間の法以外において仏法を行ずることはない。世間の治世の法を十分に心得ているのを智者とはいうのであ…
法華経と申すは随自意と申して仏の御心《みこころ》をとかせ給う、仏の御心はよき心なるゆへに・たとい《仮令》・し《知》らざる人も此の経をよみたてまつれば利益《りやく》はかりなし。(衆生身心御書 、1591㌻) 通解 法華経という経は、随自意といって仏…
だんな《檀那》と師とをもひあわぬいの《祈》りは水の上に火をたく《焚》がごとし(四条金吾殿御返事、1151㌻) 通解 檀那(弟子)と師匠とが心を同じくしない祈りは、水の上で火を焚くようなものであり、叶うわけがない。 同志への指針 この世で、師弟の絆…
されば余りに人の我をほむる時は如何様にもなりたき意《こころ》の出来《しゅったい》し候なり、是ほむる処の言よりをこり候ぞ(諸法実相抄、1359㌻) 通解 人から自分が、大変によく褒められるならば、 どのようになっても構わないとする心が生じてくるもの…
国土泰平・天下安穏は一人より万民に至るまで好む所なり楽う所なり(立正安国論、31㌻) 通解 国土泰平、天下安穏は、上一人から万人に至るまで一切の人々があげて好むところであり、願うところである。 同志への指針 平和は民衆の悲願、人類の宿願である。 …
山本伸一は、教員たちに笑いながら言った。 「先生に間違ったことを教えられては困るので、今日は、私が授業をします」 そして、椅子から立って黒板に向かい、チョークを手にした。 ──「さいた さいた さくらが さいた」 彼は、こう書き、児童たちに促した。…
黒板の前で思案顔で立っている西中忠義に、山本伸一は言った。 「何をしていいか、困っているようだね。それでは、国語の授業をやってください」 伸一が助け舟を出した。 西中は、「はい」と言って頷くと、黒板にチョークを走らせた。 「みらいのししや」 …
山本伸一と校長の新木高志らが、東京創価小学校の正面玄関前に来ると、教頭の木藤優をはじめ、萩野悦正など、十人ほどの教員が出迎えてくれた。 木藤も、萩野も、学会の教育部員として、人間教育の実現のために奮闘してきたメンバーであった。 教員たちの元…
入学式前日の八日、山本伸一は校長の新木高志に案内され、東京創価小学校の校内を視察した。 新木は、一九一五年(大正四年)、埼玉県の農家に生まれ、県立青年学校教員養成所に学び、満州(現在の中国東北部)の青年学校などで教壇に立った。 戦後、埼玉県…
山本伸一は、東京創価小学校の児童と、学年ごとに記念撮影し、最後に教職員ともカメラに納まった。 それから正門の近くに移動し、開校を記念する植樹に臨んだ。 用意されていた数本の木のなかに、「王子の木」「ひめの木」と毛筆で書かれた立て札のある、ソ…
入学式を終えた児童たちは、創価学園の講堂を出て東京創価小学校へ移動した。 途中、玉川上水に架かる栄光橋を渡り、グラウンドに出た。その隣が小学校である。 小学校の校庭で、児童たちと創立者・山本伸一との記念撮影が行われることになっていたのである…
山本伸一は、さらにメッセージのなかで、「大いに良い本を読もう」と呼びかけた。 彼は、小学生の時、貧しくて本が買えなかったため、学校や近所の図書館で、『ロビンソン漂流記』や『宝島』などの本を夢中になって読んだ思い出を記し、児童たちにも世界の名…
入学式のメッセージで山本伸一は、児童と保護者らに、心からの祝福を述べたあと、『イソップ物語』の「塩を運ぶロバ」の話を紹介した。 ──塩を背に積んで運んでいたロバが、川を渡る途中で、滑って転んでしまう。塩は水に溶け、背の荷物が軽くなった。 喜ん…
入学式は、「ちかいのことば」の発表となった。三年生の代表が壇上に上り、演台を前にして立つ校長に向かった。 場内は静まり返った。会場中の目が、心配そうに児童に注がれた。 「待ちに待ったぼくたちの入学式……」 元気な声が響いた。物おじすることなく、…
東京創価小学校は、創価中学・高校に隣接して建てられていた。春の陽光に照らされた、 鉄筋コンクリート造り三階建ての白亜の校舎が、武蔵野の緑の中に、ひときわ輝きを放って見えた。 校舎三階のバルコニーには、「にゅうがくおめでとう さあ、きぼうのしゅ…
若芽たちよ! 未来を見すえ、無限の大空へ、 真っすぐに伸びゆく若芽たちよ! そのみずみずしい生命には、 希望が満ちあふれ、正義の心が鼓動し、 向学の息吹が脈打つ。 創価の魂のバトンを受け継ぐ、 尊き宝の君たちよ! ぼくの開いた平和の道、友情の道を…