2006-01-01から1年間の記事一覧

きょうの聖教新聞 2006・12・10

★名字の言 ▼今年の「10大ニュース」が話題に上るころである。10ならずとも“私の5大ニュース”として指折り数えてみては、どうだろう。年頭に立てた目標が実現して、その中に含まれていれば、充実した一年であったといえよう ▼吉田兼好は「徒然草」で“わ…

きょうの聖教新聞 2006・12・9

★名字の言 ▼「あの革命のころのことです。夫が夜、市民の集会に行くと言って外出するんです。無事に家に帰って来られるかが心配でした」-1989年、無血でチェコスロバキア(当時)の民主化を実現した「ビロード革命」。その前夜の様子を知る女性が、こう…

きょうの聖教新聞 2006・12・8

★名字の言 ▼30年前、沖縄の未来部員がまとめた戦争体験者の証言集『血に染まるかりゆしの海ー父母から受け継ぐ平和のたいまつ』(第三文明社)が出版された ▼収められたのは、目を覆いたくなるような悲劇を、血の涙でつづる34人の証言。手りゅう弾が爆発…

きょうの聖教新聞 2006・12・7

★名字の言 ▼師走のあわただしい時期。北から雪の便りも届き、列島は寒気に包まれる。「ふゆ(冬)はせうまう(焼亡)しげし」(御書1101ページ)と御聖訓にあるように、この時期、最も警戒すべきものの一つが「火災」である ▼出火の“三大原因”は放火、こんろ…

きょうの聖教新聞 2006・12・6

★名字の言 ▼先月、北海道・夕張市で農村ルネサンス体験主張大会が行われ、北の大地で懸命に農業に取り組む姿が感動を呼んだ ▼150件の農家をまとめる、夕張メロン組合の生産部長を務める農村青年が登壇したときのこと。その席で、地域の農村青年の代表5人も檀…

きょうの聖教新聞 2006・12・5

★名字の言 ▼蒔絵師の大場松魚氏は「漆聖」と呼ばれた松田権六氏に師事した。そこで学んだことの一つが、「一日一図案」だった(松田権六著『うるしの話』) ▼毎日一つ、図案を描きとめるように言われた。一ヶ月で30、一年で365・・・・それが1000案…

きょうの聖教新聞 2006・12・4

★社説 輝ける一年の総仕上げを 「うれしきかな末法流布に生まれあへる我等」(何とうれしいことか、末法の妙法流布に生まれあわせたわれわれは)-。 これは年頭に池田名誉会長がスピーチ(第2総東京最高協議会)で引用した「新池御書」冒頭(1439ペー…

きょうの聖教新聞 2006・12・3

★名字の言 ▼岡山県・JR津山線の脱線事故(11月19日早朝)。落下した巨岩が線路を損傷。始発列車が横転し、乗っていた25人が重軽傷を負った ▼周りはまだ暗く、先頭車両には負傷者が折り重なった。「おばあちゃん、大丈夫?」「おじいちゃん、すぐ助けが…

きょうの聖教新聞 2006・12・2

★名字の言 ▼奴隷解放の立役者といえばリンカーン大統領。しかし、イギリスで半世紀以上早く奴隷貿易が廃止され、そこに一人の青年の戦いがあったことは、あまり知られていない ▼トマス・クラークソン。ケンブリッジ大学の学生だった。論文大会のテーマに「奴…

きょうの聖教新聞 2006・12・1

★名字の言 ▼暖秋であった。遅れ気味の紅葉前線もようやく南下。ニュースでは、寒気が溜まる一部分だけ、見事に赤く染まった紅葉が紹介されていた ▼樹木の葉は、落ちる前に、赤くなるもの、黄色くなるもの、茶色くなるものに分かれる。常緑樹の葉も、一斉にで…

きょうの聖教新聞 2006・11・30

★名字の言 ▼「やっぱり聖教新聞ってすごいですね!」。彼は徳島の男子部リーダー。創立記念日を前に弘教が実った喜びを知らせてくれた。入会したのは51歳の壮年。高校時代から20年近く通う理容店の店主だという ▼その日は彼が最後の客。看板の明かりを落…

きょうの聖教新聞 2006・11・29

★社説 文化振興に寄与する民音の催し 「文化交流が人間の絆をつくるとの考えは、とても重要です」先日、池田SGI(創価学会インターナショナル)会長へ「文化貢献栄光賞」を贈ったタイ王国文化省芸術局のアラック局長は、SGI会長の文化貢献の理念を讃えた。民…

きょうの聖教新聞 2006・11・28

★名字の言 ▼「11・18」学会創立記念日を目指しての弘教運動で見事、全国をリードする拡大を成し遂げた東海道学生部。意気天を突く歓喜の集いが先日、神奈川文化会館で開かれた ▼「師匠への誓願を果たすため、断じて過去最高の結果を!」との決意が、最前…

世界桂冠詩人

昭和56年(1981年) 、世界芸術文化アカデミーから、池田名誉会長に「桂冠詩人」の称号が授与された。さらに、平成7年(1995年)には、世界詩歌協会から「世界桂冠詩人」の賞を贈られた。 受章を「身に余る栄誉」としつつ、名誉会長は詩作について述懐する。 …

きょうの聖教新聞 2006・11・27

★名字の言 ▼書店をのぞくと、平積みされた明年の手帳や日記帳が並ぶ。今年も、あとひと月ばかり。この1年の来し方について、手帳や日記帳をめくり、決意や反省に立ち返る人も多いのではないだろうか ▼「書く」ことは「掻く」ことと同源。彫刻と同じように紙…

きょうの聖教新聞 2006・11・26

★名字の言 ▼一人のプロ野球選手が引退した。還暦を迎えた今年まで、バッティング・ピッチャーとしてチームを陰で支えてきたオリックス・バファローズの水谷宏さんだ ▼星野仙一氏ら、スター選手揃いの69年にドラフト1位で近鉄に入団。が、現役10年で5勝。野…

2006・12 巻頭言

「友情」は生命の名曲♪(大白蓮華 2006年12月号 巻頭言) 偉大なる 我らの友情 美しく 広宣流布へと 諸天も護りて 仏法の世界は、陰湿な差別を晴れ晴れと打ち破った、明るい明るい、平等な友情の広場である。釈尊自身が、当時のカースト制度を否定し、分け隔…

きょうの聖教新聞 2006・11・25

★名字の言 ▼「『いじめ』をなくそうという人を増やしたい」。未来部の会合に参加した女子中等部員。会合を担当した幹部が池田名誉会長の『希望対話』を引き、「いじめ」について語ったのを機会に決意した ▼彼女はクラスの代表委員。周囲で起こる「無視」や「…

きょうの聖教新聞 2006・11・24

★名字の言 ▼「人々の苦しみに接するたびに湧き上がった怒りと悲しみが、いつでも、この仕事を続ける原動力でした」。元国連難民高等弁務官・緒方貞子氏は、困難な難民問題の解決に挺身した信条ををこう語った ▼先日、池田名誉会長と会見したノーベル平和賞受…

きょうの聖教新聞 2006・11・23

★名字の言 ▼上方落語の大看板、故・橘ノ円都師。90歳で亡くなる直前まで、かくしゃくと高座を務めた。1965年11月の貴重な録音を聴いた。演目は「丙午」 ▼「丙午」といえば、江戸時代あたりから「この年に生まれた女性は気性が荒い」などという、差別…

きょうの聖教新聞 2006・11・22

★社説 最も身近な理解者に真心で 「一家和楽の信心」は学会の永遠の指針。家族の中に、未入会の伴侶や子どもたちがいる家庭も多い。たとえ自らは信仰をしていなくても、家族が仏法を実践することを理解し、喜んで応援してくれる人は、大きな福徳に包まれてい…

きょうの聖教新聞 2006・11・21

★名字の言 ▼『脳を鍛える大人の計算ドリル』(くもん出版)などの著作で知られる東北大学・川島隆太教授。簡単な読み書き計算が、脳を活性化させる。その日常化を目指し、大人のドリルシリーズが作成された ▼視覚情報を言葉にしたり、計算して文字を書くとい…

きょうの聖教新聞 2006・11・20

★名字の言 ▼「信心に生きる人生って、すごいですね!」。青年部教学試験2級から1ヶ月半。受験を機に、はりきって学び戦う友が増えている。信仰を持つ私たちの人生は、一つ一つの出来事を仏の智慧の眼でとらえ返し、希望の方向へ自分をリードする道である ▼…

きょうの聖教新聞 2006・11・19

★名字の言 ▼モスクワの“池田大作写真展”が連日、盛況だ ▼開幕に先立ち、学会代表が元ソ連大統領のゴルバチョフ氏を表敬訪問した。氏は激務から明らかに披露の様子。が、池田SGI会長の写真と詩を収めたロシア語版の書籍などを渡すと、引き込まれるように目を…

きょうの聖教新聞 2006・11・18

★名字の言 ▼「私は人間と人間との関係で、一番好きなのは師弟の関係である」-作家・井上靖氏の言葉だ。対談集で池田名誉会長と師弟を語り合ったこともある。氏の遺作『孔子』に、印象深い場面があった ▼北の夜空を仰ぎ、孔子が考えている。「北辰、その場に…

きょうの聖教新聞 2006・11・17

★名字の言 ▼10年前、「監獄島」と呼ばれた島から刑務所がなくなった。数多の人間から自由を奪った島ー南アフリカ共和国のロベン島は、人種が違うだけで差別された時代の象徴。人類の過ちを後世に伝える“負の遺産”として世界遺産になっている ▼17世紀、南…

きょうの聖教新聞 2006・11・16

★名字の言 ▼11・18「創立記念日」を祝賀する本部幹部会。池田名誉会長は、会場に入るや両手を大きく掲げ、「勝利のVサイン」を。応える参加者のなかに、勢いよくVサインを返した友がいた ▼南米ペルーから研修で来日したフエンテス男子部長だ。正義の弁護…

きょうの聖教新聞 2006・11・15

★名字の言 ▼島根半島の沖合い50キロ。日本海に浮かぶ隠岐諸島の一つ、中ノ島。初の「世界の絵本展」に、全島民の半数が来訪した ▼開幕式に集まった名士は50人。「学会の皆さんの顔がね、輝いてる!」(元・町会議長)。展示の前に立てば、役員が素早く説…

きょうの聖教新聞 2006・11・14

★名字の言 ▼秋も深まり、都心でも街路樹の装いが、カラフルになってきた。緑の地に黄色やれんが色のアクセントをつけて、着飾っているかのようだ ▼夏が終わって秋、秋が終わって冬と、季節は、舞台の場面の転換のように切り替わるのだろうか。『徒然草』(第…

きょうの聖教新聞 2006・11・13

今日は、新聞休刊日です。