無題

きょうの聖教新聞  2010・5・14

★名字の言 ▼「5月の人々」-アルゼンチンでは革命の先駆者たちを讃え、こう呼ぶ。1810年5月。現在の首都であるブエノスアイレス市で民衆が立ち上がり、植民地支配の圧制から自治を宣言した。国旗の中央に描かれる「5月の太陽」は、この時の勝利の輝…

きょうの聖教新聞  2010・5・13

★名字の言 ▼今年は「桶狭間の戦い」から450周年。織田信長が10倍ともいわれる敵勢に勝利した、史上有数の逆転劇である ▼信長の勝因は「一騎駆け」にあったと考察するのは、歴史研究家の三池純正氏。かつて本紙への寄稿で、信長がたった一騎で出陣した…

きょうの聖教新聞  2010・5・12

★名字の言 ▼ゴールデンウィーク中は各地で晴天続きに恵まれた。花見で賑わった地域もある。青森県の弘前公園では、この「5月3日」にソメイヨシノが満開に ▼岐阜・高山市荘川町の「荘川桜」も爛漫の花が見る人を楽しませ、圧倒した。樹齢450年余の2本…

きょうの聖教新聞  2010・5・11

★名字の言 ▼「子どもの質問には『答える』以上に『応える』ことが大事ですね」。ある保育士の友が語っていた ▼花が散った桜の木を見て「また咲くの?」と尋ねる園児。「咲くよ」だけ返すのは「答える」だ。ここで園児の言葉の奥に「なぜ枯れた花がまた咲く…

きょうの聖教新聞  2010・5・10

★名字の言 ▼日本人初の電信オペレーターは、勝海舟である。1855年、江戸の浜御殿。現在の港区汐留め辺り。当時32歳の勝海舟はモールス符合を使い、「鶴亀」など7つの言葉を送ったという ▼近代化は大きな進歩をもたらしたが、なかでも通信分野の発展…

きょうの聖教新聞  2010・5・9

★名字の言 ▼文豪・吉川栄治氏の苦学時代、母からの小包が届いた。それは、母の腰ひもでくくられていた。氏は、そのひもを自らが働く工場の作業着に使用し、母を思った。後年には、サヤエンドウ、ソラマメなど、母が好きだった総菜を目にするだけで、亡き母…

きょうの聖教新聞  2010・5・8

★名字の言 ▼なぜハスは泥に染まらないのか。それは「身繕い」をしているからだという。ハスの葉には、撥水性がある。表面にある細かい毛のようなものが水をはじくのだ ▼葉に付いた雨や露が丸い水滴になって、コロコロと表面を転がり、泥やゴミを絡め取って…

きょうの聖教新聞  2010・5・7

★名字の言 ▼西アフリカのコートジボワールからはパリやドバイ経由で20時間。先月、SGI研修会に15人のメンバーが来日した ▼離日直前。池田SGI会長から全員が激励を受ける機会があった。一人一人の肩を抱き、抱擁し、握手。写真にも納まった。「皆…

きょうの聖教新聞  2010・5・6

今日は新聞休刊日です。

きょうの聖教新聞  2010・5・5

★名字の言 ▼思いやりがある。うそをつかない。いつも真剣。笑顔を忘れないー。幼子の特質である。「どの子にも共通しています」。未来部担当者が、瞳を輝かせて語っていた。孟子の性善説とは、幼子にふれての感動表現だったのではなかろうか ▼臨床心理士の…

きょうの聖教新聞  2010・5・4

★名字の言 ▼あす5日は「端午の節句」。今年も薫風を受けて、こいのぼりが空を舞うシーズンがやってきた ▼季節の風物詩ともいえるこいの吹き流しは、中国の「竜門の滝」の故事に由来する。黄河にあるとされる「竜門の滝」を登り切った魚は、竜になるとの言…

きょうの聖教新聞 2010・5・3

★名字の言 ▼「一枚の写真から」とのテーマで行われた座談会。参加した友は、自らの「信心の原点」を物語る写真を持ち寄った ▼婦人が取り出したのは、晴れ着姿の写真。「主人がいるから話しにくい・・・」と照れながら、結婚を機に入会した思い出を。夫の壮…

きょうの聖教新聞  2010・5・2

★名字の言 ▼「人間の持つ力を教えられました」と、特別支援学校で教師をしている人が話してくれた ▼給食でのこと。メニューはパンとビーフシチュー。ある生徒はシチューが嫌いで、教師が口に運んでも、手で払って食べようとしない。苦戦している教師に、横…

きょうの聖教新聞  2010・5・1

★名字の言 ▼代々、古美術商を営む知人との語らいが弾み、話題は真贋を見分ける目利きに及んだ。「子ども自分から、本物を見せてもらったおかげで、偽者に目移りしない力が養えたと思う」と彼は言った ▼本物に触れ、その真価を見抜く眼は、おのずから養われ…

きょうの聖教新聞  2010・4・30

★名字の言 ▼沖縄・宮古島の平良港近くに、「ドイツ皇帝博愛記念碑」という県の指定史跡がある ▼1873年、中国からオーストリアに向かうドイツ商船のロベルントン号が台風に遭遇し、宮古島沖で座礁、難破した。荒れ狂う海の中、島の人々は小舟を漕ぎ出し…

きょうの聖教新聞  2010・4・29

★名字の言 ▼「演技がかっている」と言えば、一般には偽りなどを連想させ、あまり良い印象を受けない。だが、劇作家の福田恆存氏は人間は特定の役割を演じて生きていく演劇的な動物と訴える ▼人間は本来、自分は意味のある存在であるとの実感を求まる。この…

きょうの聖教新聞  2010・4・28

★名字の言 ▼今の日本で「こんにちは」という言葉を、見知らぬ人に対して最も使っているのは誰か。千葉大学教授の広井良典氏は、おそらくファストフード店やコンビニエンスストアの店員と、著書で述べている。あいさつなどを通した他人との関係が希薄である…

きょうの聖教新聞  2010・4・27

★名字の言 ▼人間は、人間を離れて人間になれないー名誉会長の随筆の言葉だ。人間関係を深めていく中で自分が磨かれる。ゆえに人と会い、人と話す活動に勇んで取り組もう ▼友人や知人との関係は、さまざまだ。時候のあいさつだけの人から、心を開いて語れる…

きょうの聖教新聞  2010・4・26

★名字の言 ▼ミケランジェロが壁画「最後の審判」を完成させたのは66歳。89歳で他界するまで建築にも挑み続けた ▼哲学者ラッセルは90歳を過ぎて国際法廷を設置し、戦争犯罪を告発。反戦書も刊行する。ピカソは90歳でなお新たな技法を開発した。ガリ…

きょうの聖教新聞  2010・4・25

★ 名字の言 ▼ ある会社の社長が外回りをしていた。立派なビルに目が留まった。小型モーターの製造で世界一を誇る会社だった。どんな方が社長なのか。面談が叶い、ビルに入ると、1階フロアに「畳5枚ほどの小さな創業小屋」が展示されていた ▼ 「私は、この…

きょうの聖教新聞  2010・4・24

★ 名字の言 ▼ 本紙のホームページ「セイキョウネット」が新しくなった。内容を一段と拡充。池田名誉会長のスピーチと随筆の記事を、ナレーターの朗読で聞ける「音声配信サービス」等も新たに提供している ▼ 20日の創刊記念日を期しての刷新以来、ホームペ…

きょうの聖教新聞  2010・4・23

★ 名字の言 ▼ きょう23日は「子ども読書の日」。2000年の「子ども読書年」以来、子どもの読書環境は着実に整いつつあると言えそうだ。「朝の読書」運動の実施校は10年前の7倍超(2万6551校、16日現在)。全国の図書館が小学生に貸し出した冊…

きょうの聖教新聞  2010・4・22

★ 名字の言 ▼ 日の出前の朝、男は浜にヒトデがたくさん打ち上げられているのを見つけた。日が昇ったら干上がって死んでしまう。一つ一つ、海に投げ込み始めた。その姿を見た若者が言った。「ヒトデはごまんといる。おまえさんが助けるのが何になる?このヒ…

きょうの聖教新聞  2010・4・21

★ 名字の言 ▼ 「きれいな花ですね」。会館敷地内の花壇の手入れをしていると、道行く人の声をかけられた ▼ 「創価学会は花を愛するように、一人一人を愛情を込めて育成し、幸福の花を爛漫と咲かせる団体です」と答えると、その人にも笑顔が咲き、語らいは弾…

きょうの聖教新聞  2010・4・20

★ 名字の言 ▼ 先日、本紙愛読者の方から電話を頂戴した。「聖教新聞に親せきが紹介されていたんです」。聞けば、何十年と連絡が途絶えていたという。紙面で元気な様子を知ることができ、思わず連絡したとのこと ▼ その記事とは、離島や山間地を舞台に活躍す…

きょうの聖教新聞  2010・4・19

★ 名字の言 ▼ 囲碁界初の3冠王、史上最速・最高勝率で700勝達成など、最強棋士との呼び声も高い張う氏。幼少時から現在までの20数年間、練習碁でも手を抜かなかったという ▼ 負けず嫌いを自負する氏が、一般の人のレベルを3つに分けている。第1はそ…

きょうの聖教新聞  2010・4・19

★ 名字の言 ▼ 囲碁界初の3冠王、史上最速・最高勝率で700勝達成など、最強棋士との呼び声も高い張う氏。幼少時から現在までの20数年間、練習碁でも手を抜かなかったという ▼ 負けず嫌いを自負する氏が、一般の人のレベルを3つに分けている。第1はそ…

きょうの聖教新聞  2010・4・18

★ 名字の言 ▼ 実社会の荒波の中で、純粋さを守ることに悩む青年に出会った。会社組織の論理に打ちのめされ、自分の存在の小ささを痛感。自らが汚れていくように思えてならないという ▼ 人に会うのがつらくなってきた、とも。潔癖であるために他者との交わり…

きょうの聖教新聞  2010・4・17

★ 名字の言 ▼ 「今の若者たちは『一銭5厘』という言葉の意味するものを知らない」と、劇団四季を主宰する浅利慶太氏は嘆く。戦時下、動員のために、軍隊への出頭を命じた「召集令状(赤紙)」。その郵便料金が一銭5厘だった ▼ 兵士は、心ない上官から「お前…

きょうの聖教新聞  2010・4・16

★ 名字の言 ▼ ある学校の入学式で来賓が語っていた。学生時代は宝探しのようなもの。いろいろな宝物がある。自分の中に眠る可能性という宝。生涯、切磋琢磨し合う友人という宝・・・。これらを一つでも多く見つけることが、人生勝利の土台となる、と ▼ 池田…