2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2008・4・19

★名字の言 ▼滋賀・東近江市に「ガリ版伝承館」がある。「ガリ版」・・・懐かしい響きだ。鉄筆で原紙をガリガリと切る。部屋に立ち込めるインクのにおい。「謄写版」は、簡単で手軽な印刷機として、明治から昭和にかけて、庶民の活字文化を支えた ▼広布史にも…

きょうの聖教新聞  2008・4・18

★名字の言 ▼座談会で一人の青年が体験発表をしていた。昨年暮から12人目の対話で、初めて弘教を実らせた喜びを語った。会合が終わっても、慈愛のまなざしで見つめる壮年・婦人に囲まれて、語らいがはずんだ ▼彼は1年半前、病で死に直面していた。急性骨髄…

小説「新・人間革命」 人間外交39 4月17日

翌一九七六年(昭和五十一年)一月、周恩来総理が死去した。四人組はトウ小平に攻勢をかけ、彼は、またしても失脚するのである。 しかし、九月に毛主席が死去すると、翌月、四人組は逮捕された。 七七年(同五十二年)七月、トウ小平は党や政府等の職務に復…

小説「新・人間革命」 人間外交38  4月16日

トウ小平は、文化大革命では「走資派」(資本主義に進む反革命分子)と批判され、失脚した。 それは、過酷な、屈辱の日々であった。大衆の前で吊し上げられ、軟禁・監禁生活を強いられた。また、三年余にわたって下放された。 累は家族にも及び、長男は迫害…

小説「新・人間革命」 人間外交37 4月15日

トウ小平副総理は、山本伸一の言葉に、鋭く反応した。 「中ソの人民同士は、ずっと良好な関係を保ってきました。問題は指導者です。今後、どんな人物が現れるかです。 ただ私たちは、ソ連が中国に侵攻してくるという心配はしていません」 トウ副総理は、ソ連…

小説「新・人間革命」  4月12日 人間外交36

トウ小平副総理は、日中平和友好条約には覇権反対を明記しなくてはならないと、力を込めて訴えたあと、山本伸一に、三木武夫総理への伝言を託した。 「お帰りになられましたら、三木総理にお伝えください。 『三木総理に必要なのは、勇気と決断です。 三木総…

2008年4月16日付 聖教新聞 広布第2幕 第7回青年部幹部会への名誉会長のメッセージ

2008年4月16日付 聖教新聞 広布第2幕 第7回青年部幹部会への名誉会長のメッセージ 君よ次の50年の勝利を頼む 突破口を開くのは青年 ロマンロラン 「新しい道と新しい希望」を! 語った分だけ広宣流布は進む 一、若き信心の英雄! 若き広宣流布の…

きょうの聖教新聞  2008・4・17

★名字の言 ▼桜前線が北上している。本州ではソメイヨシノの開花を追う前線だが、北海道ではエゾヤマザクラ、チシマザクラ、沖縄・奄美ではヒカンザクラの花に注目する ▼沖縄では、この桜が北から南へと咲いていく。つまり、桜前線は南下するのだ。冬の低温の…

きょうの聖教新聞  2008・4・16

★名字の言 ▼「最新の流行」を聞かれると、ファションや音楽、お笑い芸人に至るまで、思い浮かべる人は多いのではないだろうか ▼心動かされることを伝えるから、共感が広がる。この連鎖が拡大すれば流行となる。「流行」について、電通の調査結果が興味深い。…

2008年4月15日付 聖教新聞  第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-2

2008年4月15日付 聖教新聞 モンゴル文化詩歌アカデミー「天の駿馬」賞 贈呈式 広布第2幕 第7回全国青年部幹部会での池田SGI会長のスピーチ 第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-2 これまで、総裁自身も心ない誹謗を受けてこられたこともあるで…

2008年4月15日付 聖教新聞 第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-1

2008年4月15日付 聖教新聞 モンゴル文化詩歌アカデミー「天の駿馬」賞 贈呈式 第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-1 詩心と友誼の心薫(かお)る式典。若き君たちよ、駿馬のごとく、 わが舞台を駆けゆけ!深き哲学と情熱を胸に、勝利また勝利の未 …

きょうの聖教新聞  2008・4・15

★名字の言 ▼「世界に別れを告げる日に/ひとは一生をふるかえって/じぶんが本当に生きた日が/あまりにすくなかったことに驚くだろう」(『茨木のり子集言の葉』筑摩書房)。人生を振り返った時、財産や肩書きばかりを追う生き方が、いかに空しいか。本当に生…

きょうの聖教新聞  2008・4・14

きょうは、新聞休刊日です。

小説「新・人間革命」 人間外交35  4月11日

日中平和友好条約は、難局を迎えていた。 山本伸一は、その締結の道を開くために、反覇権条項を強力に主張する中国の考えを、改めて確認しておきたかった。 相手の考えを正しく知り、理解してこそ、さらに深い話し合いが可能となるからだ。 トウ小平副総理は…

小説「新・人間革命」 人間外交34  4月10日

戦争の脅威を増幅させるものは、指導者相互の拭いきれない不信感といえよう。 その不信の根源は、仏法で説く「元品の無明」にある。元品とは根本、無明とは迷いである。 本来、一切衆生は仏性を宿し、妙法蓮華経の当体であると、仏法では教えている。 しかし…

小説「新・人間革命」 人間外交33 4月9日

現実は常に厳しい。平和を望みつつも、歴史的な経緯のなかで、利害や憎悪の感情などが複雑に絡み合い、もつれた糸のように、一筋縄ではいかない状況をつくり出しているケースが多い。 しかし、だからこそ、過去に縛られて、憎悪と反目の迷路を堂々巡りするの…

小説「新・人間革命」 人間外交32  4月8日

高齢の毛沢東主席、闘病中の周恩来総理に代わって、トウ小平副総理は、事実上、大中国の一切を支えていたのだ。 トウ副総理の双肩には、この先、さらに責任が重くのしかかってくるにちがいない。 山本伸一にはトウ副総理の心労が、痛いほど感じられてならな…

小説「新・人間革命」 人間外交31  4月7日

「ようこそ! ようこそ、おいでくださいました。お会いできて本当に嬉しい」 トウ小平副総理の弾んだ声が響いた。 四月十六日、山本伸一は人民大会堂でトウ副総理と会談した。四カ月ぶりの再会である。 会見会場の前でトウ副総理は、満面の笑みで、伸一を抱…

小説「新・人間革命」  4月5日 人間外交30

山本伸一は、学生たちの顔を見ると、親しみを込めて語りかけた。 「また、お会いできて嬉しい。懐かしい人ばかりです」 そして、皆と握手を交わしていった。 すると、学生の一人が日本語で言った。 「先生は、近ごろいかがですか」 「おお、すばらしい! ま…

小説「新・人間革命」 人間外交29 4月4日

山本伸一たちは、故宮博物院から北京大学に向かった。着いたのは午後五時であった。 キャンパスには、春の到来を告げるレンギョウや、ライラック(リラ)をはじめ、黄、白、ピンクなど、色とりどりの花が咲き薫っていた。 前回、十二月に訪問した時には、木…

08年4月12日付 聖教新聞  第三代の誉れ 勝利と栄光の大山脈  私は勝った!正義の旗を天高く  池田大作

08年4月12日付 聖教新聞 第三代の誉れ 勝利と栄光の大山脈 私は勝った!正義の旗を天高く 池田大作 邪悪な戦争が 多大の犠牲と 被害をもたらしたのは 数え切れないことである。 これは厳然と 歴史が証明している。 昭和二十年の八月十五日 この終戦の日…

2008年4月11日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 下

2008年4月11日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 下 永遠に『弟子の道』『不二の道』を征け トルストイ 信仰のみが人間を結合させる 師弟ありて団結は固まる 大聖人滅後の日興上人の叫び 師敵対の邪義を許すな 一、「異体同心」の前…

きょうの聖教新聞  2008・4・13

★名字の言 ▼吉田松陰は、教えを請う者に、最初に必ず聞いた。「何のために学問をするのか」。その答えの多くが、書物をうまく読めるようになりたい、だった ▼松陰は諭した。「学者になってはいかん。人は実行が第一じゃ。書物などは心がけしだいで、実務に服…

きょうの聖教新聞  2008・4・12

★名字の言 ▼「未来っ子を立派に育てるには」-東京・練馬区に住む、二人の子を持つ婦人が語ってくれた。「毎日の食事をきちんと作ってあげること。それが、わが家の方針です」 ▼胸を突かれた。なるほど、簡単なようでいて、しかし今の時代、食事の支度を欠か…

2008年4月10日付 聖教新聞  創価学園入学式での創立者のメッセージ

2008年4月10日付 聖教新聞 創価学園入学式での創立者のメッセージ 君たちの可能性は無限大 ベストを尽くせ! 粘り強く前へ前へ!! 冰心先生 人間にとって最も貴重なものは友情 一、大切な大切な、わが新入生の皆さん、まことに、まことに、おめでと…

2008年4月9日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 中-2

2008年4月9日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 中-2 今いる場所を使命の舞台に 一、どんな場所であれ、今いる場所が、わが使命の舞台である。そこで最高の広宣流布の思い出を残していただきたい。 若き日に私は、東京・大森の「青…

きょうの聖教新聞  2008・4・11

★名字の言 ▼もし、柿の種が、味も香り良い果肉のようだったらー詩人・吉野弘氏は、そんな創造を働かせた。種は果肉とともに食いつくされるだろう、と ▼種子は、好ましい味をもたなかったがために、周囲から無視され、かえって未来への芽を守り続けたというの…

2008年4月9日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 中-1

2008年4月9日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 中-1 心とは幸福への行動 御聖訓「一人のために法を説く人は仏の使い」 傍観するな 沈黙するな 正義を叫べ! 語り抜け 一、組織を発展させていく要諦は、何か。 それは中心者の一念で…

2008年4月8日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 上-2

2008年4月8日付 聖教新聞 第2総東京最高幹部協議会でのスピーチ 上-2 本日、東京牧口記念会館に集った武蔵野総区も、その淵源となる「武蔵野支部」が結成されたのは、まさに、私が第3代に就任した昭和35年の5月3日、その日であった。 明後年は…

きょうの聖教新聞  2008・4・10

★名字の言 ▼創価大学のキャンパスを歩くと、草花や木々から春が匂い、詩情を誘う名所が、そこかしこに見られる。「文学の池」「平安の庭」「桜花門」「逍遥の道」「哲学の道」・・・。一つ一つに、桂冠詩人である創立者・池田名誉会長の学生への願いが込めら…