勝利の人間学

【第71回】 日に日に新たに  (2015.4.1)

朝に勝ち、一日を勝つ 何事も大事なのは、基本に徹することだ。仏道修行の基本は、勤行・唱題である。 御書に「朝朝(ちょうちょう)・仏と共に起き」(御書737㌻、「御義口伝」)とある。私たちは朗々たる朝の勤行で、胸中に「元初の太陽」を昇らせよう! …

【第70回】 妙法のリズムで偉大な前進を (2015.3.18)

一切は朗々たる題目から 日蓮大聖人は、「我等が頭(こうべ)は妙なり喉(のど)は法なり胸は蓮なり胎(はら)は華なり足は経なり」(御書716㌻、「御義口伝」)と明快に仰せになられている。 この私たちの身体(からだ)そのものが、最も尊貴な妙法蓮華経の…

【第69回】   第6回 悩んだ分だけ強くなれる! 2015-3-4

妙とは蘇生の羲なり 東日本大震災から4年――。 被災地にあって、わが創価の若人たちは、不屈の魂で戦い抜いてくれた。 それは、最大の試練に挑んで、「人間の力はかくも偉大なり」と、世界に示してきた誇り高き光跡である。 私は、一人一人の手を取り、高く…

【第68回】  陰の労苦が幸福の礎に  2015-2-17

人知れぬところで努力を 人間として光っている人。その人たちに共通する点がある。それは、人知れぬ努力を重ねていることだ。また、苦労をいとわず、人のために尽くしていることだ。 創価の尊き同志は、目に見えないところで、友の幸福を祈り、どんなに悪口…

【第67回】  断固、生き抜け、祈り抜け  (2015-2-5)

私の青春時代は、病気との闘いであった。それだけに、闘病する青年のことは、わが身のことと思って、強盛に題目を送っている。 日蓮大聖人は、重い病に罹(かか)った南条時光を「(信心強盛であるあなたが)もはや仏に成ることは間違いないと見えたからこそ…

【第66回】 君よ広布のロマンを語れ (2015.1.22)

御書に、「今の乱れた世にあっては、これということがなくても、仏道を求める心が起こるであろう」(1083ページ通解)と仰せである。 混迷(こんめい)を深め、不安が高まる社会にあって、心ある人々は確かな拠(よ)り所を求めている。 時代の闇を(やみ)…

【第65回】 勇んで楽しく行動を! (2014.12.3)

希望と目標と強い祈りで かけがえのない青春の一日一日である。 悔いなき歴史を創りゆくには、希望に燃え、具体的な目標を掲げて、強い祈りを貫くことだ。そして祈りの通り、行動することである。 若いのだから、思い切って大胆に動こう! 行動なくして結果…

【第64回】 世界広布は我らが実現 (2014.11.19)

不惜身命(ふしやくしんみよう)の師弟に連なる 今や、妙法の音声(おんじょう)は全地球に轟(とどろ)きわたり、わが同志が世界中で乱舞する時代となった。 御本仏・日蓮大聖人が、創価学会の見事な大発展を、どれほどお喜びであられるか。 先師・牧ロ先生…

【第63回】 地涌の底力を発揮せよ! (2014.11.5)

我らには幸福勝利の秘術あり 広布と社会の第一線を走る創価の青年は、責任が大きい分、苦労も多い。仕事や生活の悩み、また病魔と闘う友もいることだろう。 しかし、日蓮大聖人は、「真実に、一切衆生(いっさいしゅじょう)にとって、色心(しきしん)の留…

【第62回】 リーダーの一念 (2014.10.15)

誠実一路に信頼を広げよう 私には三つの宝がある。 それは、永遠不滅の「妙法」である。 そして「師弟」わが恩師・戸田城聖先生であり、わが愛弟子たる君たちである。 三つ目は「誠実」である。どこまでも誠実一路で進み抜いてきたからこそ、創価学会は、今…

【第61回】 良書を友に! 知性を磨け(2014.10.1)

読書は青春の金の翼 「青年よ、心に読書と思索(しさく)の暇(いとま)をつくれ」――これは、創価の若人の不朽の指針である。 読書は、自在の時間旅行であり、無限の空間旅行である。この青春の金の翼を広げれば、古代にも、未来にも、宇宙にも行ける。無数…

【第60回】 「誓い」は貫いてこそ   (2014.9.17)

新たな決意で生き生きと 青年は、常に新たな出発だ! 共に生き生きと躍進だ! この勢いが青年の生命だ。 日蓮仏法は「本因妙」の仏法である。 今この時に、妙法を唱え、現在そして未来の勝利の「因」を直ちに刻むことができる。 ゆえに過去に囚われる必要は…

【第59回】 教学は最高の勝利の武器!(2014.9.3)

御書を繙き自分を磨け 御書の一文字、一文字には、日蓮大聖人の民衆救済への大情熱が漲り、正義の師子吼が刻まれている。御書を繙けば、わが胸中に、仏の大生命が脈打ち、仏の声が轟き渡る。 毎日、一行でもよいから、拝読していこう。 「日興遺誠置文」には…

【第58回】 新入会の友よ 朗らかに!   (2014.8.20)

焦らずに粘り強く 新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。 67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。 しかし、戸田城聖先生の「青…

【第57回】 一人から平和の大潮流を (2014.8.6)

民衆の声を力に 絶対に平和であらねばならない。 戦争だけはしない、させないということを、人類の共通の理念にしていくべきである。 ラテン語の格言には「平和を願うならば、戦争の準備をせよ」とあった。 しかし、断じてそうではない。「平和を願うならば…

【第56回】未来部を励ます夏 (2014.7.16)

よき友だちとして さあ、この夏、宝の未来部を育てよう! わが未来部の一人一人が「学会の未来」であり、「世界の希望」であり、「人類の明日」である。未来部を育てる以上の聖業はない。 とりわけ、青年部の皆さんが、よき兄、よき姉、よき友として、元気で…

【第55回】 師子の誉れ 男子部よ勝て  (2014.7.2)

冥の照覧の大確信を 信心は格好ではない。「戦う心」で決まる。 男子がひとたび立つならば、「戦う心」を燃やして、「これだけ道を開いた」「これだけ拡大した」という歴史を創るのだ。 誰が見ていなくとも、誰が褒めなくとも、誇り高く、わが使命の劇を演じ…

【第54回】 先駆の使命の学生部  (2014.6.18)

力ある人間指導者に 夕張事件、大阪事件――「三類の強敵」が競い起こる中、わが学生部は誕生した。 恩師・戸田城聖先生は、「ただ嬉しいという言葉以外にない」と喜ばれた。 正義の力ある人間指導者よ、踊り出でよ! 権力の魔性と戦う矢面にあって、私は北海…

【第53回】 世界に広がる 華陽のスクラム  (2014.6.4)

賢く聡明に使命の道を 女子部は「学会の宝」である。「広布の門」である。女子部員が一人いれば、周囲の皆がパッと明るくなる。希望が大きく開かれる。 女子部の皆さん方が一人も残らず、絶対に幸福になること。これが私の祈りである。 皆、自分を大事にして…

【第52回】 平和と正義の若き連帯を  (2014.5.21)

周囲に希望を送る存在に 互いに尊敬し、成長を競い合って、健闘を讃えていくのが、我ら創価のスクラムである。 妬んだり、責め立て合ったりするような陰湿な世界は、まったく無縁なのである。 大変であればあるほど、温かな励ましの言葉、勇気の出る言葉をか…

【第51回】 わが地域を「幸福の楽土」に  (2014.5.7)

近隣こそ広布の最前線 日蓮大聖人は、信頼する門下に、「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ」(御書1467㌻)と励まされている。 「其の国」とは、どこか──それは、まず自分たちの住む地域から始まる。わが近隣こそ、御本仏から任された広布の…

【第50回】 報恩こそ勝利の源泉  (2014.4.16)

親孝行は人間性の真髄 今の自分があるのは、誰のおかげか。その恩を知り、恩に報いようと生きることこそ、正しき生命の道である。勝利の人生の道だ。 知恩・報恩の根本は、「親孝行」である。 御聖訓には、「先づ此の父と母との恩を報ずべし」 (御書1527㌻…

【第50回】 報恩こそ勝利の源泉  (2014.4.16)

親孝行は人間性の真髄 今の自分があるのは、誰のおかげか。その恩を知り、恩に報いようと生きることこそ、正しき生命の道である。勝利の人生の道だ。 知恩・報恩の根本は、「親孝行」である。 御聖訓には、「先づ此の父と母との恩を報ずべし」 (御書1527㌻…

【第49回】 社会で聡明に輝く人たれ  (2014.4.5)

元気に朝を勝ちゆこう 戸田先生は、新社会人を励まされた。 「青年は、朝寝坊では負ける。朝が勝負だ。朝の生き生きとした息吹のなかで、活力を沸き立たせていけ! そこに成長がある」と。 私も、先生の会社に勤め始めて、毎朝、始業の30分前には出勤し、職…

【第48回】 「一対一」が学会発展の生命線  (2014.3.19)

率先して訪問・激励へ 対話は、生命と生命の触発である。 こちらの生命が躍動すれば、相手の生命も躍動していく。対話に臨む、こちらの祈りと息吹で決まる。題目を朗々と唱え、弾む心で元気に飛び出すのだ。 創価の父・牧口先生も、大きい会合で話すだけでは…

【第47回】 学会歌を高らかに  (2014.3.5)

朗らかに共戦の歌声を 歌は希望である。歌を歌えば元気になる。勢いが出る。嬉しい時も、辛い時も、我らは学会歌を歌いながら進んでいくのだ。 歌は力である。皆で歌えば心が一つになる。 戸田城聖先生も、歌がお好きだった。私たちは、師の前で、師と共に、…

【第46回】 学びゆく人が勝ち抜く人  (2014.2.19)

学は人間完成の土台なり! 人生は、学び続けた人が勝つ。「学ぼう」「知ろう」という心があれば、常に進歩できるからだ。その人間完成の土台を、青春時代に築いてもらいたい。 恩師・戸田先生は、私に万般の学問を授けてくださりながら、ご自身も一緒に学ん…

【第45回】 さあ、新たな会合革命を  (2014.2.5)

司会の「声」で決まる 会合の雰囲気は、司会の「声」で決まる。 はつらつとした声、すがすがしい声──その響きが参加者の心を打つ。会場の空気を明るく一変させられる。 学会の会合は“法華経の会座”といえる。集われた方々が、生き生きと異体同心で勝ち戦に出…

【第44回】 新時代の2月闘争へ 座談会から出発  (2014.1.4)

皆で前進、共に新たな時代を 「世界広宣流布」の新時代が到来した。 我らは、学会伝統の座談会から船出だ! 1952年(昭和27年)、蒲田支部の2月闘争も、座談会で戦い、座談会で勝った。 そして、その勝利の推進力は青年であった。 座談会は「皆で!」 「共…

【第43回】 善縁の拡大が新時代を開く  (2013.12.4)

新しい友情を広げよう 正しい人生を歩むためには、「善き友」の存在が何より大切である。「善き友」と一緒に進むところに成長も充実もあるからだ。 それには、まず自分が相手にとって「善き友」になることである。 誠実第一に、一人の友を大切に、そして、二…