2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2008・7・17

★名字の言 ▼「いまはただー手に手を組んで/強く足を踏み出そう 前に向かって!」(真木三三子訳)。ブルガリアの詩人・ポテフが詠んだ詩の一節だ ▼当時、同国は異国の支配に苦しめられていた。そのなかで、ポテフは新聞などに論説や批評、詩を次ぎ次に発表。…

きょうの聖教新聞  2008・7・16

★名字の言 ▼使用済み携帯電話等から貴金属を取り出し、再利用する取り組みが、“都市鉱山”として注目を集めている。全国から回収品が寄せられる秋田県小坂町は明治時代、金、銀、銅の総生産額で、日本一を記録した鉱山の町だ ▼だが、煙害で樹木が枯れ、環境汚…

きょうの聖教新聞  2008・7・15

★名字の言 ▼本社の見学コーナーに、活版印刷時代の最後を飾った、新聞1ページ大の「組版」が展示されている。創価学会の「重宝」。従来の鉛活字を使用したもので、小さな活字が、ぎlちしりと詰まっている。きょうから本紙は、文字が大きくなった。1段に1…

きょうの聖教新聞  2008・7・13

★名字の言 ▼「あの人のようになりたい」と思える大人が周囲にいない。中高生の5割がそう考えている。国立青少年教育振興機構の調査で分かった。大人との関わりが少ないから?誇りを抱いて生きている大人が少ないから? ▼内閣府の調査では、最近の世の中の出…

きょうの聖教新聞  2008・7・12

★名字の言 ▼世界一の販売台数を誇る単一機種の乗り物は?ホンダのスーパーカブである。1958年(昭和33年)に販売。危険で粗野な乗り物とされた常識を打ち破った ▼腰掛けるように乗れるスタイル。そば屋さんが片手で運転できる。スカートの女性も気軽に…

小説「新・人間革命」 共鳴音46  7月11日

山本伸一は、五月十九日の午後には、ロンドンからパリに戻り、その足でパリ郊外にある作家のアンドレ・マルロー宅を訪問した。 マルローは“行動する作家”として知られる。 青年時代に仏領インドシナを訪れた彼は、植民地政策に疑問を感じ、反植民地運動、さ…

小説「新・人間革命」 共鳴音45 7月10日

翌十九日午前十時、山本伸一と峯子は、川崎鋭治らと共に、ロンドン市内の王立国際問題研究所を訪ねた。トインビー博士が、長年、執務し、国際問題の研究に携わっていた研究所である。 博士を支えてきたルイーズ・オール秘書の柔和な笑顔が、伸一たちを迎えて…

小説「新・人間革命」  共鳴音44 7月9日

山本伸一がゴードン夫妻と歓送の会食をしてから、一年余りが過ぎていた。今、ゴードンは、イギリスの理事長として、伸一を迎えたのである。 メンバーの信頼も厚かった。 しかし、日本での安定した生活を捨てて、イギリスに戻ったゴードン夫妻の生活は、決し…

きょうの聖教新聞  2008・7・11

★名字の言 ▼本年5月に4期生が卒業したアメリカ創価大学(SUA).これで草創の大学建設を担った最初の4学年が巣立ったことになる ▼全卒業生のうち実に3分の1がハーバード、ケンブリッジなど名門大学の大学院に進学した。100人が卒業した1期生では12…

きょうの聖教新聞  2008・7・10

★名字の言 ▼人生に試練はつきもの。だが、それを嘆いて逃げてしまうか、真正面から向き合うことによって、人生は大きく変わってくる ▼「進行性筋萎縮症」と診断された壮年。朝、目が覚めると“きょうで体が動かなくなるかも”との恐れが胸を占める。不安を吹き…

きょうの聖教新聞  2008・7・9

★名字の言 ▼活字は、かつて宝石のように大切に扱われてい亜tのだろう。英国では、活字の大きさを小さい順に、ダイヤモンド、パール、ルビー、エメラルドと宝石で表現していた ▼一方、日本では標準文字の大きさを「5号」、その半分を「7号」といった(数字…

小説「新・人間革命」 共鳴音43 7月8日

レイモンド・ゴードンは考え、悩んだ。 “もし、イギリスに帰るとなれば、今のスポーツ用品会社の取締役という職は失うことになる。向こうで今以上の収入がある、安定した仕事に就くことは難しい。 しかし、イギリス社会に仏法を伝え、人びとの幸福と平和のた…

小説「新・人間革命」 共鳴音42  7月7日

レイモンド・ゴードンは、仕事の関係で、住居を東京に移し、信濃町に家を借りた。 彼は、ここで信心することを決断した。一九七一年(昭和四十六年)七月のことである。 さらに、知人の日本人女性と結婚した。 小説『人間革命』を渡し、彼に仏法を教えてくれ…

小説「新・人間革命」 共鳴音41  7月5日

戦場でレイモンド・ゴードンが見たものは、退却した日本軍の累々たる屍であった。また、日本軍の攻撃でゴードンも部下を失った。 さらに彼は、マラリアにもかかった。 戦地で高熱にうなされながら、彼は思った。 “われわれは、なんと愚かなことをしているの…

2008年7月7日 聖教新聞  随筆人間世紀の光 164 「大三国志展」を見て 下   山本 伸一

2008年7月7日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 164 「大三国志展」を見て 下 山本 伸一 「誠実」に勝る外交なし 日中の 友好永遠 万万歳 「大三国志展」は、一昨年(二〇〇六年)、日中友好の新たな未来を開くため、私が王毅(おうき)・駐日中国大使(…

2008年7月6日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 163 「大三国志展」を見て 上   山本 伸一

2008年7月6日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 163 「大三国志展」を見て 上 山本 伸一 歴史とロマンの対話を師と共に 美の光 善の光の 創価かな 共に あげなむ 勝利の杯をば 「金(こがね)は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず・鉄(くろがね)は水火…

きょうの聖教新聞  2008・7・8

★名字の言 ▼目が不自由な方のお宅を訪問した。いろいろとお話を伺っていたら、突然「将棋せえへんか?」と。話には聞いたことがある。「盲人将棋」だ。将棋は学生時代以来だ。「飛車角落ち」でお願いする ▼こちらは「4七銀」のように、どの駒をどこに置いた…

きょうの聖教新聞  2008・7・6

★名字の言 ▼スポーツ競技がテレビで生放送されることがある。オリンピックの決勝やサッカーの国際試合などは、視聴率も高い。忙しくて見られないときは録画もできるのだが、後から見たときに、物足りなさが残る ▼生放送と同じ高揚感が起きないのだ。競技結果…

小説「新・人間革命」共鳴音40 7月4日

続いて、イギリスの法人の理事長に就任した、レイモンド・ゴードンがあいさつした。 長身で情熱にあふれたイギリス人である。SGI(創価学会インタナショナル)が発足したグアムでの世界平和会議で、経過報告を行ったのも彼であった。 ゴードンは感無量の…

小説「新・人間革命」 共鳴音39 7月3日

五月十八日、山本伸一はロンドンに向かった。 このイギリス訪問の目的の一つは、トインビー博士との対談集の特装本と、創価大学名誉教授の称号の証書を、博士に届けることであった。 トインビー博士と伸一との対談は、一九七二年(昭和四十七年)、七三年(…

小説「新・人間革命」 共鳴音38  7月2日

長谷部彰太郎の家で山本伸一は、集っていたメンバーと共に勤行した。 そして、庭で一緒にバーベキューを楽しんだ。 伸一と峯子は、率先して肉や野菜を焼き、皆に配っていった。 引き続いて、庭で懇談会が行われた。 メンバーは伸一に、次々と質問をぶつけた…

小説「新・人間革命」 共鳴音37  7月1日

山本伸一を出迎えた長谷部彰太郎は、恐縮して言った。 「お疲れのところ、わざわざ、こんな遠くまで来ていただいて、本当にありがとうございます。 どうぞ、こちらへ」 長谷部は、伸一と峯子を、まず庭に案内した。 長谷部の家には、たくさんのメンバーが集…

小説「新・人間革命」 共鳴音36  6月30日

山本伸一は、最後に長谷部彰太郎に約束した。 「もし、あなたがフランスで家を購入したら、私も必ず訪問させてもらいますよ」 「本当ですか! ありがとうございます」 長谷部は、断じて家を買おうと思った。 しかし、画家である彼には定収はなく、預金もほと…

小説「新・人間革命」 共鳴音35 6月28日

長谷部彰太郎の家は、パリ会館から車で、西に一時間ほどのところにあるという。 長谷部は、前年、来日した折に、フランスに家を買うべきかどうか、山本伸一に相談した。 伸一は微笑みながら言った。 「もう家を買えるぐらい、絵が売れるようになったんだね」…

きょうの聖教新聞  2008・7・5

★名字の言 ▼先月、名古屋で開催された、「宗教と社会」学会主催の学術大会。興味深かったのが、創価学会の青少年の育成法を探る研究発表だった ▼ある地域の未来部を取材したその学者は、部員会や担当者による家庭訪問などの活動内容を報告。「子どもたちが進…

きょうの聖教新聞  2008・7・4

★名字の言 ▼梅雨前線の活発な活動のため、日本列島の各地が大雨に見舞われている。この時期、湿度が高くなっているので、カビや食中毒に対する用心が必要だ。体調の管理にも気をつけたい ▼「梅雨」の語源は、諸説あるが、“梅の実が熟するころに降る雨だから”…

きょうの聖教新聞  2008・7・3

★名字の言 ▼歌には、さまざまな「力」がある。人びとを結びつける力。鼓舞する力。癒す力。そして、人を感動させる力・・・ ▼中部歌「この道の歌」誕生30周年の本年、男女青年部が区・圏単位の90会場で合唱祭を行い、大きな反響を呼んだ。「皆と一緒に歌…

きょうの聖教新聞  2008・7・2

★名字の言 ▼記者の仕事は、単純に言えば、情報を集め、整理して、記事に表現することだ。では、書くべき情報はどこから得られるか。断然、現場の人びとの生きた声である。その次に書物。インターネットも友好な手段になったが、補助的な場合がほとんどである…

2008年6月30日付 聖教新聞  各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-2

2008年6月30日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-2 庶民こそ英雄 一、いざという時に、果敢に戦うのは、いつも名もなき庶民である。 嵐にも屈せぬ最前線の同志のおかげで、今日の学会は築かれた。 信心の世界は、学歴や肩書で推…

2008年6月30日付 聖教新聞  各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-1

2008年6月30日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-1 創価の対話は人類の希望! 戸田先生 わが崇高なる学会に一人たりとも魔を寄せ付けるな 一、時間の許す限り、若き皆さんのために語りたい。 さらに、戸田先生の折々の話から学…